お湯を注ぐだけで美味しいラーメンができるカップラーメン。

「カップラーメンは3分で出来る」という事実は日本人なら小さな子でもお年寄りでも知っている事で、ほぼ全国民に知れ渡っている不動のルールと言えましょう。

とはいえ、近年ではカップラーメンの種類も増え、お湯を注いでから4分や5分かかる商品もあります。カップラーメンが3分で出来るものと4分や5分で出来るものの違いとは何でしょうか?カップラーメンの秘密について迫ります!

カップラーメンが3分と決められている理由

カップラーメンの待ち時間が何故「3分」なのか。一番有力な説が「人がストレスを感じずに待てる時間が3分」という心理学的な根拠です。

4分、5分と待ち時間が増えるごとに「待たされている」というストレスが増大しやすいとされていて、カップラーメンに限らず電話の保留音やお客様対応などでも、初期対応の目安は「3分間が勝負」と指導している企業もあります。もちろん待ち時間だけの話ではありません。

カップラーメンの作り方表示を見ると「熱湯3分」と記されています。この「3分」は食べる側が自分で決めている時間ではなく、メーカー側が指定している時間となります。

熱湯を入れて3分待つ間、麺が程良くほどけて温度もちょうど良くなる、つまり3分と指定されているならば3分待って食べる頃が一番「おいしい」のです!

ちなみに「熱湯を入れて3分」は「お湯を入れ始めてから3分」か「お湯を入れ終わってから3分」かしばしば議論になる所ですが、どのメーカーも「お湯を入れ終わってから3分」を推奨しています。

4分や5分のカップ麺にはどのような種類がある

カップラーメンには3分で出来るもの以外にも4分、5分と待たされるタイプも存在します。心理的に「待たされてる」と感じてまでその時間にこだわるには理由があるようです。

例えば3分でできるカップラーメンは、縦型カップであまり具材やスープが一体化してそのままお湯を入れるタイプが多く、どんぶりタイプものでも特に手順のこだわりがない具材やスープの場合は3分と指定されています。フタ開けて、お湯を注ぐだけ。とてもシンプルです。

逆に4分や5分待つタイプには「生めんタイプのもの」「麺の食感にこだわるもの」「具材にこだわりのあるもの」が目立ちます。蓋を開けて、具材を入れてお湯を注ぎ、食べる直前に麺をかきまぜてからスープを入れる、そんなひと手間が必要なものが多いはずです。

味や食感、本物のラーメンっぽさを求める場合、どうしても時間をかけて美味しくしたいというメーカー側の希望もあり、こだわりのあるカップラーメンは大変美味なものが多いのも事実です。

そういえば、以前[全47銘柄]みそカップラーメンNo.1決定戦! あの絶品スパイスを入れて真剣に選んだ結果という真面目にバカなことをやった企画がありましたが。。。

美味しいお店の行列に耐えうるメンタルを持つ日本人なら、美味しいカップラーメンの為に1分や2分オーバーすることぐらい何ともない事でしょう。とはいえ、メーカー側も時間にはこだわりがあるのか、レンジ仕様や海外向けなどを除外して5分以上待つカップラーメンはないそうです。

待ち時間、仕上がり、食感、味、あらゆる面にこだわりを持つ日本のカップラーメンが海外からも注目を浴びる理由が分かる気がします。

標高が高いところでも3分でカップ麺ができるのか

ここで「3分で出来るタイプ」のカップラーメンに話を戻しましょう。

カップラーメンはいつでもどこでもお湯さえあれば美味しく食べられる事が最大のメリットですが、普通にご飯をたいたら芯が残る事で有名な「標高の高い山」でも3分で美味しくカップラーメンが食べられるのでしょうか。

答えは「熱湯さえあれば3分で食べる事ができる」です。ただし、標高により沸点が低くなるため、100℃のお湯を用意する事は難しくなります。
したがって地上の用に程良くほぐれた麺でアツアツのカップラーメンをすする、という事は難しいでしょう。

さらに山の上は気温も低いため、うっかり雪の上などにカップを置いてしまうとあっというまにぬるくなって麺がパリパリ仕上げになるという悲しいケースもあります。

それでも山の上で食べるごはんは3割増、という言葉もあるくらい山の上はなんでも美味しく食べる事ができるというのもまた事実のようです。
どうしても程良くほぐれた麺のカップラーメンを山の上で食べたい!と思った人には、航空会社で販売している80℃~85℃のお湯でも美味しく麺がほぐれるカップラーメンをおすすめします。

そう、つまり飛行機の上でもカップラーメンを美味しく食べたいと思っている人がいるからそんな商品も存在するという事ですね。

おまけ

ちなみに10代~60代の世代で「きちんと3分計ってカップラーメンを作るか」の調査で、ほぼ全世代で3~4割程度の人しか3分計測しないという結果が出ています。

男性と女性を比べたら女性の方がきちんと時間を計測するとか。最近ではあえて10分待って作るカップうどんの話も話題なので、結局の所「美味しい時間は自分が一番良く知っている」という事なのでしょう。