日本で3番目に大きい砂丘は?

目次

日本で一番大きな砂丘は

鳥取砂丘!と思った方、それ間違いなんです。

まずは日本の砂丘を紹介しましょう。

砂丘とは

砂丘とは、簡単に言うと「風で運ばれた砂が堆積してできた丘のこと」を指します。

砂漠とは違いますし、海岸と隣接してる事も多々ありますが、所謂砂浜海岸とも解釈が異なります。砂浜海岸は「海流によって運ばれた砂が堆積した海岸」を指します。

日本の三大砂丘

日本の三大砂丘と呼ばれているのは、鳥取県の鳥取砂丘、静岡県の中田島砂丘、鹿児島県の吹上砂丘です。

鳥取砂丘

鳥取砂丘は1963年に国立公園に指定され、南北2.4km、東西16kmに広がり、545ヘクタールの大きさとされています。一般的に東京ドーム820個分とも言われます。

※砂丘の面積については判断が難しのですが公式の記録を参照しました。

中田島砂丘

中田島砂丘(なかたじまさきゅう)は静岡県浜松市にあり、南北0.6km、東西4kmに渡る約47ヘクタールの大きさです。こちらも正確な大きさを判断するのは難しいのですが、俗に東京ドーム10個分などと言われています。

吹上砂丘

鹿児島県にある吹上砂丘は、0.5~2.6kmの幅で47kmも続く日本一長い砂丘です。大きさは1400ヘクタールとされ、なんと鳥取砂丘の3倍の大きさです。

この時点で鳥取砂丘が日本一でない事がわかりました。

庄内砂丘

山形県にある庄内砂丘も長さ35kmと大変長い砂丘で、その面積は7000ヘクタールもあります。

今のところ庄内砂丘が日本一の砂丘?

新潟砂丘

新潟県にある新潟砂丘は長さ約70kmにも及ぶ大変長い砂丘です。ただ、新潟砂丘は砂浜海岸との見方をされたり、10列もの砂丘が列状に並んでいたり、河川に遮られたり、一部は開発が進んでいたりと、実はよく分からない状態になっていて、日本の砂丘として数に入れてもらえない場合があるのです。

日本の三大砂丘

あれ?新潟砂丘を入れると五つ、仮に除いても四つの砂丘が上がりましたね。前にも触れましたが、砂丘はその範囲や大きさの判断が難しく、我こそは日本の三大砂丘の一つ!と名乗りを上げる砂丘は、実は他にもまだあるのです。

日本で一番大きな砂丘

実は、これまで上げたどの砂丘でも無く、一番大きな砂丘は青森県にある猿ヶ森砂丘とされています。長さは17kmですが、その総面積はなんと1万5000ヘクタールで紛れもない日本一の大きさです。

鳥取砂丘の30倍もある日本一大きな猿ヶ森砂丘があまり注目されず、人々の話題にも上がらないのには理由があります。

それは、猿ヶ森砂丘のほぼ全域が防衛装備庁下北試験場という国の管理下に置かれ、火器、弾薬類の性能試験を行なう施設となっているため、一般の立ち入りが出来ないからです。

日本で3番目に大きな砂丘は‥

日本で3番目に大きな砂丘を調べてみたら、意外にも鳥取砂丘‥いや、新潟砂丘をカウントしたら庄内砂丘か‥と、なんだかよくわからない状態になってしまいました。

砂丘の定義や大きさの判断基準が明確にされていないからでしょう。日本三大砂丘といっても4つも5つもありますしね(笑)

でも全国的に有名な鳥取砂丘が思いの外大きくなかったこと、鳥取砂丘が有名なのは大きさだけではないこと、日本一大きな砂丘には民間人が入れないことなど、色んなことがわかりました。

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