豊臣秀吉

【秀次切腹の怪】すべては「泥縄式」だった?(前編)

こんにちわ、「戦う青色申告者」澤田真一です。 大河ドラマ『真田丸』、盛り上がってきましたねぇ。豊臣秀次切腹の回は、衝撃の一言でした。 豊臣秀吉という歴史人物の一生を語る上で、「秀次切腹事件」は欠かせません。秀吉から関白の座を受け継いだ豊臣秀次が、謀反の嫌疑をかけられ死に追いやられたという出来事です。もっとも謀反の嫌疑はデッチアゲで、本当は淀君との間に拾丸(豊臣秀頼)を生んだ秀吉が、用済みになった秀 […]

【秀吉の掌で】人脂のべとつく平和(後編)

前編・中編に続き、最終話! 豊臣秀吉が徳川家康を配下に置いたことで、その他の大名は次第に秀吉に従うことを余儀なくされます。 それはまさに「利益確定」で、特にこれから伸び盛りの大名にとっては屈辱以外の何物でもありません。ですが一方で、秀吉に降ることで大きな利益を手にする者も現れました。 その一人が、肥前の大名龍造寺家に使える鍋島信生という男でした。 鍋島の下克上 豊臣秀吉が全国の諸大名を自らの配下に […]

【秀吉の掌で】泣く者、怒る者、笑う者(中編)

天下統一を目論む豊臣秀吉は、戦術では決して勝てない徳川家康を策略により屈服させます。(前編をまだの方はこちらから) この時期から、時代の流れは一気に秀吉の有利な方向へ傾きます。もし秀吉が手品のような策略の手腕を発揮していなければ、史実よりももっと早く徳川の世が来たかもしれません。ですがこの時の神は、秀吉に全面協力しました。 そして今まで功績を上げてきた勇猛果敢な荒武者は影が薄くなり、代わりに冷静な […]

【秀吉の掌で】家康の上洛(前編)

こんにちわ、「戦う青色申告者」澤田真一です。 今回は豊臣秀吉の話をします。この人物は言わずもがな、日本史上最も劇的なサクセスストーリーを持つ人物。氏素性のない百姓からのし上がって天下人になったという経歴は、テレビでも幾度となくドラマ化されています。 今回はその秀吉が天下人となる過程で発生した、諸大名との陰謀合戦について書かせていただきます。 「上洛」の意味 大河ドラマ『真田丸』は、日本人に「新しい […]