戦後時代

【秀吉の掌で】人脂のべとつく平和(後編)

前編・中編に続き、最終話! 豊臣秀吉が徳川家康を配下に置いたことで、その他の大名は次第に秀吉に従うことを余儀なくされます。 それはまさに「利益確定」で、特にこれから伸び盛りの大名にとっては屈辱以外の何物でもありません。ですが一方で、秀吉に降ることで大きな利益を手にする者も現れました。 その一人が、肥前の大名龍造寺家に使える鍋島信生という男でした。 鍋島の下克上 豊臣秀吉が全国の諸大名を自らの配下に […]