ウルトラマンが3分しかいられない理由とは。3分以上を過ぎるとどうなるの?

ウルトラマンが3分しかいられない理由とは。3分以上を過ぎるとどうなるの?

強くてカッコいいウルトラマン。
でも地球で戦えるのは3分間だけ。毎回同じ敵じゃないのに3分できっちり仕事をこなすウルトラマンさんかっけー!
…なんて思うのは大人になってからで、誰しも一度は

「ウルトラマンはカップ麺食べられないんじゃないか」と勝手に心配した事があるはず。
ウルトラマンが3分しかいられない理由とは?
そして3分過ぎるとどうなってしまうのか?

目次

ウルトラマンが3分しかいられない理由(良い子のみんな向け)

ウルトラマンはM78星雲光の国の宇宙人です。普段は人間の姿を借りている、若しくは化けてる、魂と折り合いをつけて同化してるなどそのスタイルは様々ですが有事の際は変身して、というよりも「光の国の人」の
姿に戻って地球の為に侵略者と戦います。

この「光の国の人」の姿を維持するためには光の国に降り注ぐプラズマパワーが必要です。地球ではプラズマエネルギーが少ないため活動時間に限りが生じてしまい、その時間が3分間という事になる、というの公式見解です。

ウルトラマンが装着している「カラータイマー」にはプラズマパワーの光が入っているので、プラズマパワーが減ってくると点滅してピンチを知らせる、という仕組みになっています。

ウルトラマンが3分しかいられない理由(大人の事情編)

↑…というのがよい子のみんな向けの公式設定ですが「大人の事情」はもっと切実です。今でこそ不動の人気がある「ウルトラマンシリーズ」ですが、初代ウルトラマンの放映がはじまった頃の円谷プロダクションは予算不足に苦しんでおり、いかにお金をかけずに特撮の戦闘シーンを撮影するか頭を悩ませていました。

経費削減をしながら戦闘シーンを撮影すると3分が限度。
それを逆に生かして「3分間しか戦えない」という公式設定を採用したのです。

完全無欠のヒーローよりも弱点のあるヒーローの方が子供に分かりやすく、カラータイマーの設定と相まってうまく受け入れられました。3分間という時間制限には円谷サイドのこんな大人の事情があったのです。

ウルトラマンが戦っている時3分過ぎるとどうなるの?

さて、ウルトラマンが戦闘中に3分過ぎてしまうとどうなるのでしょうか。
これに関してはウルトラマンの第三話「科特隊出撃せよ」のナレーションで「二度とふたたび立ちあがることができなくなってしまう」と語られます。

ポイントは『二度と』『ふたたび』と念を押した上で『立ち上がることができなくなる』と言っている所です。表現はソフトですが聞いたお子様のほとんどがウルトラマンの「死」を予感するでしょう。
ちなみに活動停止となったウルトラマンは光になって消えるという人魚姫の泡のような儚い最期を遂げる設定となっています。

実際にウルトラマンの最終回「ゼットン」と戦った時や帰ってきたウルトラマンでは、「キングザウルス3世」や「ゴブニュ・ギガ」と戦った時など、タイムオーバーで一度死んで消えてます。ただし例外もあります。

「ウルトラマンエース」の放映時、ウルトラの父がウルトラマンエースをヒッポリト星人から助ける時に自分のプラズマパワーを残らずエースに与えて、その場でポックリ逝ってしまい「ウルトラの父は死んだ!」というナレーションが流れるというトンデモ展開回がありました。

その時のウルトラの父の遺体はウルトラ兄弟5人に手厚く運ばれ、M78星雲ではなく、何故かオリオン座に葬られてしまうのですが、その後何事もなかったかのように復活してます。きっとオリオン座付近でプラズマパワーが元に戻ったのでしょう。

ちなみに平成の時代になってからの設定で、光の国の住人全員にカラータイマーがあるのではなく、宇宙で警備活動をする光の国人に装着する事になってます。

カラータイマーがウルトラ警備隊の備品と考えると、カタログとかで形を選べたり音を設定できたり、セミオーダーだったりフルオーダーだったりと夢が広がりますね。

 

おまけ

「活動時間に制限のない」ウルトラマンも存在します。
平成三部作の一つに数えられる「ウルトラマンガイア」は「地球の力」を借りてウルトラ活動をしているので、活動条件の一つである「プラズマパワー」に振り回されることなく、時間無制限で活動できたとの事です。

ただカラータイマーは装着していて、生命の危機が訪れた時に点滅するようになっています。ガイアだけは変身後の姿でも、余裕でカップ麺にお湯を入れて3分待って食べる事ができますね!

 

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