キャラメルはともかく、タバコとは全く縁のない県田勢です。さて、いきなりですが、ミルクキャラメルの日があることをご存知ですか!?
1913(大正2)年のこの日、それまでの単に「キャラメル」の名前から、「ミルクキャラメル」と呼ぶようになったことから、2000年3月に森永製菓が「ミルクキャラメルの日」と定めました。
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キャラメルとともに
「では、最初に発売したのはいつ?」と知りたい人もいそうですね。
同社のホームページによると「創始者森永太一郎は、米国で習得した製法で1899(明治32)年にキャラメルの販売を開始しました」とあります。つまり今から117年前。
当初は品質が安定しなかったり、ブリキ缶に入れたことで高価になったりで、あまり売れ行きが良くなかったとも書かれています。
しかし商品名を変更した翌1914(大正3)年、東京・上野公園で開催した大正博覧会にて紙箱入りのキャラメルが大人気に。
「禁煙を欲せらるる…」のコピー
大正当時は、20粒入り1箱を10銭(1円の10分の1)で販売。比較は難しいですが、当時の1円は、現代では3~5000円程度にあたるそうです。
つまりミルクキャラメル1箱で300~500円といったところ。そんな値段設定もあってか、大人が主なお客さんに。
1914年に同社が打ち出した新聞広告には「禁煙を欲せらるる紳士淑女の為に特製ポケット用」や「煙草代用」のキャッチフレーズがありました。
その後は偽物の横行や、戦中の物資不足などもありましたが、そうした困難を乗り越えて、現在に至っています。
キャラメルの語源
プリンなどの上にある甘くて黒っぽい‘カラメル’。
このカラメルとキャラメルの語源は同じです。英語やフランス語の‘caramel’、スペイン語やポルトガル語の‘caramelo’から来ています。
期間限定や地域限定
現在、森永製菓では定番商品として、ミルクキャラメルの他、あずき、抹茶、ナッツ&フルーツや、風味が濃厚にした「ハイソフト」を販売中。
しかし販売期間や地域を限定したレアなキャラメルも多数登場してきました。執筆時点では、南高梅キャラメル、メロンキャラメル、塩キャラメルなどが発売中です。
森永製菓「ミルクキャラメル」サイト
http://www.morinaga.co.jp/caramel/