スーパーでもコンビニでも、チルドコーナーを占拠している「サラダチキン」は手軽で美味しく、ヘルシーということで人気に火が付きましたが、そのサラダチキンを超える商品「サラダフィッシュ」が今、人気急上昇となっています。
手軽でおいしく、ヘルシー「プラスアルファ」の効果が期待できる話題の「サラダフィッシュ」について調べてみました。
目次
サラダチキン超え? サラダフィッシュが流行る理由は?
食事のヘルシー志向が謳われる昨今、低カロリー低糖質で手軽に楽しめるサラダチキンが20代~40代の女性。特にダイエッターを中心に人気でした。
サラダフィッシュは低カロリーに加え、脳や神経の発達に必要な栄養素であるDHAや血液がサラサラになる効果が期待できるEPAが含まれています。
これらのDHAやEPAは人間の体では生成されない必須脂肪酸で、魚に多く含まれています。チキンにないプラスアルファの栄養価を含んでいるため
サラダフィッシュはヘルシー志向だけでなく、本来魚を好んで食べるシニア層からも熱い支持を受けているのです。
このように、従来のサラダチキン人気の追い風に加え、選択肢も多く、低糖質なサラダフィッシュは発売から一年で3倍近く伸びる人気商品となっています。
サラダフィッシュは種類豊富!
サラダチキンは鶏の胸肉のみなので味付けで変化を出していますが、サラダフィッシュはサラダチキンよりも種類が豊富です。
今発売されているサラダフィッシュは以下の種類に分類されます。
・魚肉のすり身を成型したもの
かまぼこのような風味があり、手でほぐしやすくサラダにすぐ使えるタイプです。
・マグロやカツオの切り身を燻製にしたもの
骨を取り除いたマグロやカツオを燻製にして一口大に整えたタイプです。
サラダのほかパスタやグラタンやスープに使えます。
・サーモンの切り身を燻製にしたもの
骨を除いたサーモンの切り身を燻製にしたタイプ。
サラダやムニエルにアレンジできる他、オードブルなどにも使えます
サラダチキンよりも種類の多いサラダフィッシュですが、今後味のバリエーションも増えると見込まれており、アレンジの幅がますます広がります。
魚離れの救世主!!サラダフィッシュの人気の秘密は?
日本人は世界で類を見ない魚を愛する国民性で知られていましたが、2001年ぐらいを境に魚が食卓に上る機会が減り、現在では最盛期から6割ぐらいに需要が落ち込んでいます。その理由として「骨や皮があって食べにくい」「調理に手間がかかる」「大量買い大量冷凍ができない」などのネガティブイメージが浸透してしまい、若い世代の食卓を中心に日本人の魚離れは加速の一途をたどっていました。
サラダフィッシュはすでに調理加工してあり、骨もなく、真空パックで保存もきくので、魚離れのデメリットをすべてクリアしています。
さらに「食べるとおいしいし、栄養もある」となれば、もとは魚好きだった日本人がこぞって購入するは当然の流れといえましょう。
サラダだけでなく、パスタやグラタン、オムレツなど手軽にアレンジメニューができるので一人暮らしでも小さな子供のいる家庭でもあらゆる料理に使えるという強みが人気の秘密といえましょう。
売り切れ続出! 松岡水産の「サラダサーモン」とは?
サラダフィッシュの中でも特に人気なのは松岡水産の「サラダサーモン」です。どの店舗でも売り切れ続出で入手困難なサラダフィッシュと言われています。
千葉県にある松岡水産はサーモンメーカーとして長年にわたる深刻な魚離れに頭を抱えていました。その時にサラダチキンのブームを知り、サラダサーモンの開発に乗り出しました。
松岡水産のサラダサーモンは骨を抜いたサーモンを一時間半燻製し、一晩寝かせ、一度冷凍してから切り身にして真空パックします。
燻製によって凝縮されたうまみはそのまま食べても加工しても、サーモンのおいしさを損なう事なく、どんな料理にもピッタリです。
味はオリーブオイル、スモーク、スモークパストラミ、タンドリー風が発売されており、コンビニやスーパー、通販などで購入することができます。
サラダフィッシュ&サラダサーモンまとめ
味と栄養素という魚本来のメリットを生かし、食べにくい、調理しにくいなどのデメリットを克服したサラダフィッシュとサラダサーモン。
低カロリー低糖質はもちろん、魚なので消化にもいいという点が若い女性だけでなく、子供やシニア層までターゲットを拡大できる可能性があります。
今後ますます目が離せないサラダフィッシュやサラダサーモンが売り切れの場合は通販などでまとめて購入してみるのもお勧めです。
このブームに乗って味の種類や魚の種類が増えることを期待したいですね!