電車でオフィスで、夏になると気になる汗や体の臭い。
「まーた今年も男性のニオイがキツい時期に…」と思っていたらそうではない。
実は臭っていたのはアタシだった?!!!
「加齢臭=男性」というイメージですが、男性だけのものではありません。
近年、女性から発する不快臭や加齢臭が増えてきている。周囲が気になり始めている女性の悪臭が増えてきているという噂を聞きましたので、まとめてみました。
目次
やってきましたクールビズ!どうして汗は臭くなる?
6月の梅雨入りと同時に世間は夏服。いわゆるクールビズになります。
この時期になると気になるのが「汗臭さ」です。
どうして汗は臭うのでしょうか? その原因は汗の種類にあるようです。
①気温の上昇によってかく汗
②精神の緊張によってかく汗
③刺激物を食べた時にかく汗
と身体の状況において、かく汗の種類があります。
これらの汗に共通する汗の成分が「エクリン腺」です。このエクリン腺から分泌される汗は99%が水、残り1%の中にナトリウム、塩素、カリウム、尿素、アンモニアが含まれる弱酸性です。この汗が臭うのかと思えばそうではありません。
汗臭い原因は皮膚に常駐するタンパク質や脂質、ホコリやアカなどの「常在菌」が汗を変質させ、それが臭ってしまうのです。
ボディケアをしていない身体で断続的に汗をかいていると、汗臭くなってしまうという事ですね。
気になりすぎる女性の「気になるニオイ」と4大原因
ここで話題を女性の臭いに戻しましょう。
女性の「気になるニオイ」には主に4つの原因が挙げられます。
・暑い時の汗の臭い
人は「暑い」と感じると体温調節の為に汗をかきますが、夏場はどこもエアコンが効いているため体温調節の為に汗をかく必要がなく汗腺が鈍くなります。
本来適度に発散しているはずの汗が出ず、いざ汗をかくときになると汗の濃度が高くなり、汗の臭いはより強烈になります。
シートタイプの制汗剤でこまめにふき取るか、塗って臭いを防ぐタイプの制汗剤などで対処しましょう。
・年には勝てない加齢臭
男性の加齢臭は話題に上りますが、実は女性の加齢臭も周囲に影響を及ぼすレベルで臭います。
加齢臭の原因は「ノネオール」という皮脂が酸化して発する成分です。
女性は40歳になると女性ホルモンの一種である「エストラジオール」が激減します。通常、女性ホルモンには体臭を抑える働きがあるのですが、女性ホルモンの減少とともにその能力が失われ、加齢臭を発するようになってしまいます。
臭いが気になりだしたらまずは体を清潔にするなどして、加齢臭対策をしましょう。
・今日はお疲れ?疲労臭
ストレスを感じたり、体に疲れを感じると肝機能の低下によりアンモニアが尿として排泄されなくなります。
排出されない尿は汗になって出てしまい、疲労臭となってしまうのです。
疲れを感じたらなるべくストレスにならないよう、上手にリラックスして肝機能が低下しない生活を心がけるとベストです。
・その臭いは加齢臭の2倍!ミドル脂臭
そして最終的に恐ろしいのが加齢臭の二倍と言われている「ミドル加齢臭」です。
ミドル加齢臭の原因は30代になると発生する皮脂臭です。この皮脂臭が汗の臭いの元であるジアセチルと混ざると、加齢臭二倍のミドル加齢臭になります。
自分が臭うと気づいたらとにかく肌を清潔にすることをお勧めします。
女性の臭いを撃退する方法とは?
ここまでくると臭いの最大の敵が何なのかお分かりですね。
「皮脂」と汗が変化した「ジアセチル」です。これらの臭いの元は体の洗い方で防ぐ事が可能です。
体臭対策にもなる効果的な方法は以下の通りです。
・入浴時に泡を使って体臭予防
まず、石鹸で密度の高い泡を作り臭いの発生源となる「耳の後ろ」「脇の下」「足」「デリケートゾーン」にそれぞれ置いて一分待ちます。
時間がある時は5分ぐらい置くとより効果的です。
こうすることにより泡が臭いを分解し加齢臭などの予防にもなるのでお勧めです。
お気に入りのボディーソープを使えばリラックス効果も倍増ですよ!
・運動で代謝を良くする
スクワットをすると代謝がよくなり、臭いを発しにくい「良い汗」を出しやすくします。
方法は以下の通りです。
①両足を肩幅まで開いて、両手を胸の前で合わせる
②腰をヒザの位置まで下げて、下から上へ行く運動を5回実施します
これを1日5回繰り返すと代謝のアップが期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?加齢臭やミドル加齢臭など自分には関係のないコト、と思っている人も多かったのではないでしょうか?
加齢臭は男女問わず平等に訪れ、ミドル加齢臭は早くて30代から臭ってきます。
ただでさえ汗臭くなったり疲れやストレスで臭いがキツくなるこの季節、毎日お風呂に入って体を清潔にして臭いを撃退しましょう。
また、日中、汗はこまめに拭いて、エアコンの風にばかり当たらない生活を心がけることをお勧めします。