発酵食品である納豆は賞味期限を厳守しなくても良いイメージがありますが、実際はどうなのでしょう。そこで納豆と賞味期限について調べてみました。
目次
納豆の賞味期限はどのくらいか?
納豆は発酵食品で、「保存食」と考えている方も多いかもしれませんが、保存食ではありません。そのため、10度以下で冷蔵保存することが推奨されています。
納豆菌による変化が大きく、その変化を抑えるために麹菌を加えるなどして、1週間程度の賞味期限が決められています。メーカーによって異なりますが、10度以下で保存するなら工場から出荷して8~10日間程度の賞味期限が一般的です。
賞味期限を過ぎたらたべられないのか?いつまでたべられるのか?
納豆が賞味期限切れになったら、絶対に食べてはいけないとは言われていません。ただ、いつまで食べられるのか目安が分からないのは気になるところでしょう。
時間の経過とともに、納豆の風味が損なわれたり、アンモニア臭が強くなったりすることで、本来の美味しさが感じられなくなるのは確かす。人によっては、「賞味期限切れを食べた」というだけで、気分が悪くなる方もいます。
工場から出荷された納豆も、発酵状態が止まる訳ではないので、比較的短い賞味期限が設定されています。賞味期限内に食べられないなら、購入した当時にパッケージから取り出し、食品用ラップで包んで冷凍すると数日程度の賞味期限切れは問題ないと言われています。
加熱すると切れてても大丈夫なのか?
納豆は加熱や冷凍で成分が損なわれることはないと言われています。そのため、加熱によって納豆の成分が損なわれることはありませんが、加熱をしたからと言って殺菌できることとは違います。
賞味期限切れの納豆は、風味が損なわれますし、徐々にアンモニア臭が強くなります。また、苦みが強く感じる、噛むとシャリシャリした触感が出るものもあります。そのような状態は加熱をしても解消できないので、賞味期限切れの納豆を加熱しても元の状態にはならないと考えて良いでしょう。
賞味期限を過ぎた納豆を食べても、激しい腹痛や下痢になることはないと言われていますが、経過した日数や状態によって影響は異なります。いつまで食べられるのかは、納豆メーカーでも公表していないので出来るだけ賞味期限内が良いでしょう。
発酵食品の中では、比較的、賞味期限が短いのが納豆の特徴です。パッケージに記載している適切な保存状態で賞味期限内に食べるように心がけると、風味を生かしておいしく食べることが出来ます。
賞味期限切れでいつまで食べられるのかは、メーカーや保存状態により異なる部分があるようです。
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