18歳以上からの選挙投票!初めての選挙の投票方法や情報収集などのまとめ

いよいよ2016年7月10日(日)に第24回参議院議員通常選挙が行われます。この参議院選挙より、今まで未成年(20歳未満)では与えられていなかった選挙権が、18歳以上から選挙で投票ができるようになります。

18歳、19歳の方が選挙権を持ち、投票を行うことができる日本としては初めての試みとなる選挙が、2016年7月10日(日)に行われる参議院選挙となります。

今回の参議院選挙から、初めて18歳、19歳の方たちが選挙権を持ち投票を行えるようになりますが、この18歳、19歳の有権者の総数は約240万人。全有権者の約2%にあたります。

18歳、19歳の皆さんは、高校生や大学生、専門学校生といった学生の方もいらっしゃれば、アルバイトやパート、契約社員や派遣社員、正社員などで仕事をされている社会人の方なども多いかもしれません。

・18歳、19歳の選挙のやり方は、今までの大人がやっていた選挙とは違うの?
・初めての選挙で不安がある。
・どこで立候補者の情報や選挙の情報を得ればいいの?
・18歳、19歳で選挙に行くときに、何か気を付けておかなければならない注意点はある?

今回は初めて選挙に参加する18歳以上の有権者の皆さんに、少しでも有益となるような選挙や投票についての情報をお届けしたいと思います。

1.参議院とは?参議院の重要性とは?

18歳以上の選挙が認められた今回の選挙は参議院選挙(参議院議員通常選挙)になります。そもそも、参議院とはどんな機能を持っていて、私達にとってどんな重要な機関なのかについて簡単に解説したいと思います。

日本では、国会を構成するものとして衆議院と参議院の二院制を用いています。

衆議院

衆議院は、今まさにその時の国民の意見を強く反映する機能を持ちます。それが故に、法律案の再可決や予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名など、国家にとって重要な決定には、その時の国民によって選ばれた衆議院の構成員(衆議院議員)で決定されたことがとても重要な意味があり権限を持っています。

その為、その時々の国民の意見を聞くために、衆議院の任期は4年間に設定されており、4年ごとに必ず選挙を行うことになります。また、任期中でも、その時の国民の民意を得る為に、衆議院を解散する権限を持ち、1度解散してから選挙をして、衆議院議員を決め直すこともできます。

参議院

今回18歳以上の選挙が認められた初の選挙となる参議院選挙で選ばれる参議院は、国会において衆議院が決定した事項に対して、今一度その決定とした事項を見直し、本当にその決定事項で進んで良いかどうかをじっくり見極める機能を持ちます。

多くの国民が望み衆議院を通過した事案ですが、少数ではあっても別の意見を持つ国民も当然ながら存在します。こうした少数の意見にも目を配りながら、もう一度じっくりと議論をするとともに、衆議院で通過した事案が、本当に審議をし尽くしたのかという厳しいチェックを担う院となります。

このように参議院は、国民の多様な意見を取り入れる場としての機能や、時の政府のチェックをする機関として、とても重要な存在として位置づけられています。

衆議院の任期は4年間で改選(総選挙)が必要なのに対して、参議院は多様な意見や多角度からのチェックが必要な為、任期は6年で、参議院議員が一斉に解散をすることはなく、3年ごとに半分の人数の改選が行われます。参議院の定数は242人。今回の2016年7月10日(日)に行われる参議院選挙では、その半数の121人の参議院議員を選出する選挙となります。

それでは、今回初となる18歳以上の方が参加する参議院選挙の詳細について見ていきましょう。

参考:総務省|選挙についての紹介 : 総務省(選挙)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/index.html

 2.参議院選挙の投票日

2016年7月10日(日)

 3.参議院選挙で投票する票の種類

先述した取り、今回の選挙では、121人の参議院議員を選出するのですが、その選出の仕方には2種類があり、その2種類の投票を行うことになります。この2種類の投票とは、選挙区選挙と比例代表選挙の2種類になります。

・選挙区選挙
選挙区選挙とは、自分が住んでいる地域の中の候補者から、投票したい立候補者を1名選び、その立候補者の氏名を記述して投票するものです。

・比例代表選挙
選挙区選挙は自分の地区で立候補した立候補者から1名を選出するのに対し、比例代表選挙は自分が支持する政党へ投票する票となります。対象は全国なので、自分の選挙区外でも投票が可能です。

比例代表選挙の投票では、投票用紙に自分が支持する政党名か、立候補者名を記述します。

参考:総務省|投票
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo04.html

4.参議院選挙の投票時間

原則、午前7時~午後8時まで。
※一部、特別な理由により投票時間の繰り上げ・繰り下げができるとも認めているので、必ず投票券(投票所入場券・入場整理券)で確認したり、ご自身の地域の選挙管理委員会にご確認ください。

 5.18歳から投票できるのは1998年7月11日生まれまでの方

18歳から投票できるようになりましたが、法律上の年齢は誕生日前日が終わる時に1歳増えるという決まりになっています。その為、例えば、現在高校に通われていて高校3年生の18歳の方の場合、その方の同学年・同級生・クラスメイトの中には、投票ができない友人や生徒がいる場合があります。今回の参議院選挙で投票できるのは、1998年7月11日生まれまでの方になります。1998年7月12日以降が誕生日の方は、今回の参議院選挙には投票できませんので注意しましょう。

6.18歳以上の参議院選挙の投票の仕方・方法・流れ

18歳以上の参議院選挙の投票の仕方・方法・流れ 18歳、19歳の方にとっては、初めての投票となりますので、どのように投票して良いかわからない、不安という方も多いと思います。ここでは簡単ではありますが、参議院選挙の投票の仕方・方法や流れについて見ていきたいと思います。

6-1.投票券を確認しよう

参議院選挙にあたって、1998年7月11日生まれまでの18歳以上の方には、投票券(投票所入場券・入場整理券)がご自宅に郵送にて届いているかと思います。この投票権は無くさず、大事に保管しましょう。また、投票券には、投票所の場所の指定や投票時間なども記載されていますので、必ず確認をするようにしましょう。

6-2.投票券を持って投票所へ行く・本人手続き

投票権を持ち指定された投票所へ行きましょう。 投票所へ行くと、投票を受け付ける場所がありますので、そこで投票券を提示して本人確認を行います。 本人確認といっても、免許証や住民票などの提示は必要ありません。投票券に書かれた名前などを口頭レベルで確認する手続きとなります。

6-3.投票用紙をもらい投票をする

投票券での本人確認を終えると投票用紙を渡されます。この投票表紙に正しい記述をして投票をすることになります。平仮名やカタカナ表記でも問題ありません。前述の通り、参議院選挙では、選挙区選挙と比例代表選挙の2種類の投票を行うことになります。

6-3-1.選挙区選挙の投票

1つ目の投票となる選挙区選挙の投票用紙を渡されます。 選挙区選挙の投票ですので、自分の地区の立候補者の中から支持する個人を選び、その氏名を記述しましょう。票に記述をする場所には投票用紙の書き方などが案内されていますので、しっかりとそれを確認し、間違いが無いように投票用紙に書くようにしましょう。これが済んだら投票箱へ投票をします。

6-3-2.比例代表選挙の投票

選挙区選挙の投票が終わると、次に2つ目の投票となる比例代表選挙の投票用紙を渡されます。

こちらには、全国の立候補をしている政党・立候補者から、自分が支持する政党や立候補者に一票を投じる投票となります。

自分が支持する政党名、もしくは全国の中から自分が支持する立候補者名のいずれかを記述します。対象は全国ですので、自分の地区で立候補している政党名や立候補者名を書いても良いですし、自分の地区以外で立候補している政党名や立候補者名を書いても大丈夫です。

この場面でも、票に記述をする場所には投票用紙の書き方などが案内されていますので、しっかりとそれを確認し間違いが無いように投票用紙に書くようにしましょう。これが済んだら投票箱へ投票をします。

以上が、参議院選挙の投票の仕方・方法・流れになります。 投票所へ到着して、全ての投票が終わるまでの時間は、投票したい立候補者や政党などを予め決めて臨んでいる場合は、ものの数分で済んでしまいます。

参考:総務省|投票
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo04.html

7.投票に行けなかった場合の投票の方法

今回の参議院選挙の投票日は、2016年7月10日(日)ですが、学校や塾、部活などの学校生活に関わることで投票所へ行けない方もいるかもしれません。仕事などで、投票に行く時間が無い方もいるでしょう。

上記のような理由で投票日に投票ができない場合は、通常の投票とは違った形での投票も可能になっています。これには期日前投票と不在者投票という投票方法があります。

7-1.期日前投票

予め投票日当日に投票所へ赴き投票ができないという方の為に、投票日の前に投票できる制度です。

基本的には期日前投票を行う為に、その理由などを記載する「宣誓書」の作成が必要になります。期日前投票の期限ですが、基本として「公示日又は告示日の翌日から選挙期日の前日までの間」となっていますが、これも各地域によって違ってきます。

また、期日前投票を行うことができる場所も各地方公共団体で違ってきますので、自分の住む行政のHPなどをチェックするようにしましょう。

尚、今回から18歳からの投票が可能になっていますが、期日前投票をする日がまだ17歳であった場合は別の手続きが必要になるので、この場合は必ず行政に確認をするようにしてください。

7-2.不在者投票

投票日に、仕事や学校活動などで遠方に滞在してしまい、自分が選挙人名簿に登録されている場所で投票をすることができない方は、不在者投票という方法もあります。

これは、自分が選挙人名簿が登録されている市区町村の選挙管理委員会に対し、不在者投票をしたい旨とその理由と共に申請し、予め投票用紙を貰っておき、どの場所で投票をするかを伝えて、その遠方の地区でも投票できる制度になります。

この不在者投票も予め手続きが必要になるので、自分の住む行政のHPなどをチェックし方法を明確にしておきましょう。

参考:総務省|投票制度
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo05.html

 8.18歳選挙・注意点・やってはいけない禁止されていること

18歳選挙・注意点・やってはいけない禁止されていること

18歳から投票ができる選挙ということで、政治に興味を持ったり、自分の支持する候補者や政党を応援する活動をしたいと考える方も多いかもしれません。

そんな時に友人などに電話などで「○○さんに投票してください!」と依頼をしたり、ホームページやブログ、TwitterやFacebook、LINEなどのSNS、などで投票を呼び掛けたりすることを「選挙運動」と呼びます。こういったことであれば、常識の範囲内であれば、特に問題は無いようです。

しかし、この選挙運動には決まりごとがあり、これに違反した場合は罰則も科せられることになります。選挙運動を行う際は、規則を遵守し、注意しながら行うようにしましょう。

 

8-1.選挙運動は公示・告示から投票日前日までの間だけです

選挙運動をしてよい期間は、選挙運動は公示・告示から投票日前日までの間だけです。

例えば、投票日に、友人に電話などで特定の立候補者や政党に投票する依頼を呼び掛けたり、投票日当日にホームページやブログなどで投票を呼び掛けたりすることは禁止されていますので注意しましょう。

8-2.電子メールでの選挙活動は禁止です

選挙活動を行うにあたって、インターネット通信の中でもよく用いる電子メールですが、この電子メールを利用しての選挙運動を認められるのは、立候補者や政党だけになります。

18歳以上の有権者はもちろん、20歳以上の有権者でも電子メールを用いた選挙活動は禁止されていますので、行わないようにしてください。

8-3.LINEやfacebookのメッセージ機能を使った選挙活動は違法なの?

結論からいうと問題ありません。

政府が定めた「電子メールの定義」に当てはまらないため、SNS(ツイッターやfacebook等)はもちろん、youtube、ニコニコ動画、ustreamなどでの選挙活動も可能です。

参考: ウェブサイト等を利用する方法による選挙運動用文書図画の頒布の解禁http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10_2.html

8-4.18歳未満は一切の選挙活動が禁止されています

先述した通り、18歳からの投票が可能になりましたが、同じ同級生でも1998年7月12日以降に生まれた方(17歳)の方は、このような選挙活動が一切禁止されています。

18歳以上の有権者が、同じ同級生だからと言って、18歳未満の友人に選挙活動を手伝ってもらうなどの行為も禁止となりますので、気を付けるようにしましょう。

参考:「私たちが拓く日本の未来」(生徒用副教材)【全体版】 – 総務省
http://www.soumu.go.jp/main_content/000386873.pdf (PDF)

9.選挙・候補者・政策などの情報の集め方

18歳から選挙が可能になりましたが、選挙・投票をするにあたって、候補者選びや政党選びが必要になってきます。

立候補者がどのような政策を実現しようとしているのか、各政党がどのようなビジョンをもって政策を進めていこうと考えているのかなど、各種情報を入手して、投票をする候補者や政党を選出する必要があります。このような政治に関する情報の集め方についていくつかご紹介します。

インターネット

18歳の方にとっては、30代や40代、それ以上の年代の有権者よりも身近にインターネットを感じることができる場合が多いと思います。

TwitterやFacebook、LINEなどの各種SNSには様々な政治に関する意見が飛び交い、また、メディア関連のニュースや、文化人や学者などの著名人の発言なども参考になります。立候補者の発言や選挙事務所スタッフの発言などでも情報を入手できるかもしれません。もちろん、各立候補者の公式HPや、政党の公式HPも参考になるかと思います。

しかし、インターネットは多様な意見を見ることができる素晴らしいツールである反面、その情報は玉石混合です。誤った認識の情報も多くあるのが現状です。

インターネットで情報を入手する際は、誰かの発言やコメントを盲目的に信じるのではなく、多角的な情報を集めて、自分自身で情報の正確性を判断しながら活用するようにしましょう。

テレビ・新聞

テレビ・新聞では、放送を通して各立候補者の政策や特徴、各政党の政策などをわかりやすくまとめた形で提供する番組が放送されます。参議院選挙ともなれば、各局が参議院選挙に関する特番などを組み、選挙についての情報を提供してくれます。

しかし、このようなテレビや新聞といったマスコミ情報も、わかりやすく報道してくれますが、細部に至る情報を入手するのは大変なこともあります。

放送という特性上、時間も限られているので、ポイントや要点を伝えるような場面も存在します。テレビ・新聞で情報を得る場合でも、特定の番組や特定の新聞だけを参考にするのではなく、多くの番組や新聞を読み比べて、双方の意見や情報を見比べて、それぞれ情報を補完をしながら情報を入手するようにしましょう。

選挙公報やパンフレット・マニフェスト

立候補者の氏名や政党等の公約や政策を記した選挙公報というものが存在します。

これは、選挙の2日前までには自宅に届けられることになっています。また、自分の住む市区町村の公式HPなどにも、選挙公報のページへのリンクだ設置されいるかと思いますので、インターネットを通しても見ることができます。

選挙公報やパンフレット・マニフェストは、その立候補者、その政党がどのような政策を実現するのかといった情報が掲載されていますので、各立候補者や政党の政策などを一通り見て、その政策の違いなどを確認するようにしましょう。

 10.参議院選挙の情報サイトの紹介

参議院選挙に関する情報が掲載されているサイトをまとめています。以下で紹介したサイト以外でも選挙に関する情報を提供してくれるサイトが多くあると思いますので、こちらのサイトだけではなく、様々な情報を探すようにしましょう。

参議院
http://www.sangiin.go.jp/

総務省|第24回参議院議員通常選挙
http://www.soumu.go.jp/2016senkyo/

≪選挙情報≫ NHK 2016 参院選(参議院議員選挙 候補者紹介)
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/

選挙ドットコム(旧ザ選挙)|日本最大の選挙・政治情報サイト
http://go2senkyo.com/

Yahoo!みんなの政治
http://seiji.yahoo.co.jp/

特定非営利活動法人 言論NPO【「議論の力」で強い民主主義をつくり出す】
http://www.genron-npo.net/

政治・選挙プラットフォーム【政治山】
http://seijiyama.jp/

参院選2016(参議院選挙)【選挙】:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/election/

参院選2016特集 – 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/election2016.html

2016参院選:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/

2016 参院選 – 毎日新聞
http://mainichi.jp/senkyo/24san/

参院選2016 :特集 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/2016sanin/

参議院議員選挙2016 – ニコニコチャンネル:政治
http://ch.nicovideo.jp/saninsen2016