夏を控えたこの季節、私たちをロマンチックな気分にさせてくれるのが「蛍」です。
東京都内でも、いくつかの蛍スポットが知られています。また、近郊でも東京から気軽に行ける名所があります。
1~2日しかないイベントも多いのですが、都合を合わせるのは大変です。今回は、幻想的な光を見られる期間が、3日以上は続くであろうロングラン蛍スポットをご紹介します。
目次
1.椿山荘(東京都文京区)5月下旬~6月上旬
文京区の閑静な高台にたたずむ名ホテル椿山荘では、初夏のイベント「ほたるの夕べ」を開催。蛍にちなんだ宿泊や食事のプランが提供されています。
敷地内の日本庭園で蛍が見られる、しかも庭園には誰でも入れるというので、散策に行ってみました。
有楽町線の江戸川橋駅から、神田川のほとりを歩いて10分。風情豊かな椿山荘の庭園に到着しました。
この季節、アジサイも咲いています。
ホタルが間近でみられるという「ほたるの洞窟ビオトープ」へ!
あれ? 真っ暗で何も見えない??と思いきや、いました!
ガラスに付いている蛍が数匹!
はかない光です……。
5月下旬の訪問時、「水辺には煌々と蛍が!」とはいきませんでしたが、季節を感じるひとときとなりました。
「ほたるの夕べ」について詳しくは椿山荘のホームページをご覧ください。
2.足立区生物園(東京都足立区)6/3~19、7/2~18
室内で蛍を鑑賞でき、地元の子どもたちに親しまれているスポットです。「ホタル見night!」では、18時から夜間の部として開園。「ホタル見BOX」のゲージの中を飛び交うゲンジボタルが見られます。6月3日(金)~19日(日)の金・土・日曜日に開催。
「昼のホタル観賞会」は文字通り、ふつう夜にしか見られない蛍の光を明るいうちに見ようという企画。主にヘイケボタルを見られます。7月2日(土)~7月18日(祝)の土・日曜日、祝日限定。
詳しくは足立区生物園ホームページでご覧ください。
3.渋谷区ふれあい植物センター(東京都渋谷区)6/17~21
5日間限定で「ホタルの夕べ 2016」が開催。植物園の温室が特別に夜間公開されます。ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類を鑑賞でき、光の大きさやリズムの違いがよくわかります。
期間は6月17日(金)~21日(火)で時間は17:30~21:00。入園無料もうれしいポイントです。
詳しくは渋谷区ふれあい植物センターホームページでご確認ください
4.ロマンの森共和国(千葉県君津市)5/28~7/3
40万m2もの広大な敷地を持つロマンの森共和国。中には、フィールドアスレチックや渓流釣り施設、宿泊施設など、もりだくさんのレジャー施設があります。
5月28日(土)~7月3日(日)には「ホタル鑑賞の夕べ」を開催します。数万匹とも言われる蛍が、池のまわりを飛び交います。時間は、19時30分~20:30分頃まで。
食事付きの滞在プラン、宿泊プランも用意されているので、初夏の旅にぜひご検討を。
詳しくはロマンの森共和国ホームページでご確認ください
5.泉谷公園(千葉県千葉市)5月下旬~6月中旬
泉谷の名は、かつてこの地域で湧き水があったことに由来するとか。ホタルを人工飼育する「ほたる生態園」があり、5月下旬に園内へ放たれました。水辺を舞うゲンジボタルを6月上旬まで見ることができます。
6月4、5日の「蛍のみちしるべ」では、道にろうそくが灯され、一層幻想的なムードに。
詳しくは泉谷公園ホームページでご確認ください
6.三溪園(神奈川県横浜市)5/28~6/5
5月下旬から6月上旬にかけて「蛍の夕べ」を開催。開園時間が21時まで延長されます。外苑奥の小川周辺で光っては消える蛍を見られる他、通常非公開の旧燈明寺本堂の中で、虫かごに入った蛍を鑑賞できます。
2016年の開催は5月28日(土)~6月5日(日)。花しょうぶが美しい季節です。
詳しくは三渓園ホームページでご確認ください
7.東武動物公園(埼玉県宮代町)通年
最後はおきて破り(?)の蛍スポット。東武動物公園の「ほたリウム」では、飼育されたヘイケボタルを春夏秋冬いつでも鑑賞できます。
さらに、自然では見ることが難しい卵→幼虫→さなぎ→成虫、すべての光を鑑賞可能。蛍って卵から光るんですね!!
詳しくは東武動物公園ホームページでご確認ください。