2016年も大相撲がはじまりました!
序盤から熱戦が続く大相撲初場所(正式名称は一月場所)。
スケジュール、チケット情報からテレビ・ネット中継、注目力士まで、観戦に役立つ情報をお届けします。
今からライブで取り組みを観戦できる当日券の詳しい情報はこちら!
目次
スケジュール?(日程・時間)、開催場所は??
開催場所
大相撲初場所の開催場所は両国国技館です。
両国国技館
住所:東京都墨田区横網1-3-28
電話番号:03-3622-3300
URL:http://www.kokugikan.co.jp/guide.html
●アクセス
JR総武線両国駅西口から徒歩2分
都営地下鉄大江戸線両国駅A3出口から徒歩5分
※一般の駐車場はありません。自家用車による来場は推奨されていません
日程
2016年1月10日(日)~1月24日(日)の15日間に開催されます。中日は1月17日(日)。千秋楽は1月24日(日)です。
時間・タイムスケジュール(千秋楽除く)
【8時】 両国国技館開場
【8時25分ごろ~】 前相撲。新弟子による取り組みです。3日目から行われます。
【8時35分ごろ~】 序の口~幕下の取り組み。序ノ口→序二段→三段目→幕下という順番で番付が上がります。
【14時30分ごろ~】 十両の取り組み。土俵入りが14時15分ごろ~
【15時40分ごろ~】 幕内土俵入り。華麗な化粧まわしをつけた力士たちが一堂に会します。
【16時10分ごろ~】 幕内の取り組みが始まります。
【17時10分ごろ~】 幕内の後半戦が始まります。本当の上位力士の闘いです。
17時50分ごろ~ 結びの取り組み。その日一番最後の一番です。
17時55分ごろ~ 弓取り式。結びの一番終了後に行われます。
大相撲初場所のチケット情報。枡席はまだ取れる?
前売り券は残席わずか!
両国国技館の前売り券は、溜席(タマリ席)、枡席(マス席)、イス席の3種類。
●溜席
通称「砂かぶり」と呼ばれます。土俵のすぐ下で、座布団に座って観戦します。飲食、写真撮影は不可。初場所はすべて満席になっています。
●枡席
鉄パイプで囲まれた4~6名分の座席。座布団に座って観戦します。マスの中の席はまとめて購入するのが基本です(4名定員なら4名分がセット)。土俵までの距離によってA~Cのカテゴリがあります。
●イス席
2階のシートから観覧する席です。1席ずつ購入し、A~Cのカテゴリがあります。
1月10日時点で、枡席、イス席の空きが残っているのは以下の日程。
●3日目:1月12日(火)
●4日目:1月13日(水)
●5日目:1月14日(木)
●6日目:1月15日(金)
●9日目:1月18日(月)
●10日目:1月19日(火)
●11日目:1月20日(水)
チケットの空席確認、購入は「チケット大相撲」から。
今から観戦するなら当日券を! 自由席で入場料は格安
国技館2階の最後列が自由席で、販売は当日券のみ。席数は350席です。
朝8時から両国国技館の切符売り場で販売します。
混雑時には、8時前から整理券が配られます。現地案内所で確認したところ、土日祝日は1時間前の7時になると、当日券をゲットするのは難しいようです。6時30分ごろには並んでおきたいところです。
平日なら、7時に並べば当日券を買えることが多いといいます。
料金は、大人2200円、子ども(4~15歳)200円。支払いは現金のみ(カード不可)で、原則1人1枚しか購入できません(まとめ買いはなし)。複数必要な場合は、同じ人数で並ぶしかありません。
テレビ放送、ネット中継は?
NHKの大相撲中継はBS1で13時~
そうたびたび国技館で観戦はできないので、テレビの放送スケジュールを。
初場所の期間中は、NHK BS1で毎日13時~取り組みを生放送しています。15時台にNHK総合で番組が始まると、そちらにバトンタッチ。放送時間は18時ですが、過ぎても結びの一番が終わるまで生中継されます。
Ustream×日本相撲協会のネット中継
大相撲初場所の全取り組みをライブ動画と録画を視聴できます。序の口の取り組みからが観られるので、下位に応援する力士がいる方などには便利です。
http://www.ustream.tv/jp/special/sumo/jp/
ネット中継のUstreamを利用しており、パソコン、タブレット、スマートフォンで視聴できます。ブラウザーで観られるので、タブレット、スマホでもアプリは必要ありません。
料金は以下の3パターン。
●全15日通しプラン=1万2000円
●初日~14日目までの1日プラン=1000円
●千秋楽の1日プラン=1500円
アプリで速報動画
最後に「日本相撲協会公式アプリ『大相撲』」のご紹介。iOS、Androidのスマートフォン向けに、ともに無料アプリが用意されています。月額600円の「タニマチ会員」になると、幕内全取り組みの速報動画を視聴できます。
無料でも、1日1本だけ動画の視聴が可能。勝敗の速報も、ほぼリアルタイムでアップされています。
注目力士の番付と状態
ここからは、今場所注目の力士の番付と状態を見ていきましょう。
稀勢の里(きせのさと)
日本人力士が10年も優勝していないという大相撲。もっとも優勝に近い日本人力士と期待されているのが、大関・稀勢の里です。
先場所の成績は10勝5敗で、初場所は東の大関。場所前、稽古も充実しているとの報道もありましたが、初日は、安美錦にあえなく敗退。
取り組み前の解説では、「もうダメかと思うと、とんでもない強さを見せたりする」というようなコメントがありました。確かに、負けがこんでも横綱・白鵬に堂々たる相撲で勝ったりします。稀勢の里に関しては、一喜一憂せずに見守るのが吉かも。
照ノ富士(てるのふじ)
西の大関。初場所初日では松鳳山に苦戦しました。何度も土俵際に追い詰められながら、体格の有利、鍛え抜いた足腰で、最後は何とか極め出しました。
照ノ富士といえば気になるのが膝の故障です。1月5日スポニチの記事によれば、「膝の状態は60%程度」とのこと。本人の思ったよりよいそうで、2日目以降の取り組みが非常に楽しみです。
嘉風(よしかぜ)
33歳のベテランにして、初場所で新関脇に昇進。先場所は、横綱・鶴竜、大関の稀勢の里、豪栄道を破るなど上位を倒して8勝7敗。
初日の相手は対戦成績2連勝という横綱・鶴竜。立ち会い、いきおいよく当たり、よく攻めましたが、惜しくも敗退しました。
遠藤(えんどう)
イケメン天才力士として注目を浴びている遠藤関。なんと、幕下付け出しから3場所、十両をわずか1場所で通過し、幕内までスピード出世しましたが、今場所は前頭11枚目。
「このまま大関まで」と期待されたところ、ここ数場所苦しんでいるのが膝の故障。初場所初日はロシア出身の阿夢露(アムール)に送り出しで敗退。解説の舞の海さんは、「先場所と比べて(膝が)よくなっていないのではないか」と心配していました。
逸ノ城(いちのじょう)
2014年9月場所に新入幕で13勝を挙げ、注目の的となった逸ノ城。次の場所に、いきなり新関脇まで昇進しましたが、その後は勝ち星をのばせず、苦戦している印象です。
今場所の番付は東の前頭三枚目。関脇のベテラン・栃煌山戦です。立ち会い、いきなり相手に右を差され、そのまま土俵際へ押し込まれる展開。一瞬粘ったものの、左から投げを打たれてあえなく敗戦。期待させるところのない初戦となりました。
宇良(うら)
関西大学出身、172cmの小柄な体格ながら、日本人離れした身体能力で「アクロバット力士」などと呼ばれ、期待されています。
先場所は幕下で7戦全勝し、優勝決定戦で同部屋の大輝に惜しくも敗れました。順調に出世を果たし、今場所は西の幕下八枚目の番付。初場所の初戦は2日目の1月11日(月)。
その初戦は、東幕下八枚目の碧己真。立ち会い、低く当たって、やや相手の突進をかわすように体を入れ替えます。まわしを許さず、前へ出る相手の腕をたぐって背後に回り、送り出し。およそ8秒の快勝でした。