6月18日、池袋サンシャインシティで「日本酒フェア2016」が開催されます。「どんな風にやるの?」と思っている人向けに、昨年の写真とともに大まかな流れを紹介しましょう。
目次
試飲や試食で楽しめる
会場は、大きく2つのスペースに分かれています。
ワールドインポートマートビル4階の展示ホールAで行われるのが「第10回全国日本酒フェア」。こちらは全国から集まって出店が行われる物産展と考えれば良いでしょう。
各地にある酒造組合の他、協賛団体などがブースを出し、お酒の試飲やおつまみの試食ができます。もちろん気に入ったものは買うことも可能。
「日本酒で乾杯デジタルフォトコンテスト」の入賞作品の展示や、大平元総理から安倍総理までの「國酒」揮毫色紙21枚の展示もあるのですが、‘花より団子’のことわざ通り、どちらかと言えば添えものかなと。
400種類もの日本酒が
そのすぐ隣にある文化会館ビル4階の展示ホールBで行われるのが「公開きき酒会」です。
毎年行われている全国新酒鑑評会で入賞した日本酒を中心に、400種類以上の日本酒を試飲することができます。
イベントは10時から(日本酒フェアは10時30分から)の第1部、15時30分からの第2部に分かれており、完全入れ替え制。
両イベント共通券が4000円(前売は3500円)、全国日本酒フェアのみは1500円となっています。
「きき酒会」の流れ
聞き酒会に入場すると、パンフレットとオリジナルおちょこが貰えます。
会場はこんな感じ。
いくつかの地域に分けて、そこで造られた日本酒をズラリと長テーブルに並べてあります。そこから1本ずつ試飲していくのですが、好き放題飲めるかと言えば、そうではありません。
写真のように、並べられた日本酒の前には、スポイトの入ったぐい飲みが置かれています。そのスポイトで吸い上げた分を、自分のおちょこに移して飲んでいく格好です。
1本は少量でも…
「それっぽっちか」と思う人もいるでしょう。
確かに1本1本の量は少なくても、先に書いたように、400本を超える日本酒を用意してあります。
仮に1本につき、少なめに5ml飲んだとしても、400本なら2000ml。一升瓶が1800mlなので、それを超える量を飲むことになります。
「一升くらい軽い!」なんて人がいるかもしれません。
でも腰を落ち着けてマイペースで飲むのと、少量ずつ行列に従って歩きながら飲んでいくのとでは、後者の方が酒の回りが早いように思います。
割れ物注意!
それを証明するかのように、せっかく貰ったおちょこを落として割ってしまう人あり、騒いで係員に連れ出される人ありで、良くない意味で会場の一部がにぎやかになります。
ですので、スポイトを強めにギュッと握れば、もっと多く飲めるのですが、程ほどにしておいた方が良いでしょう。
「全部飲む!」なんて気持ちは抑えて、ラベルなどを参考に選んで飲んだ方が良いかもしれませんね。