昨年から21円アップの988円!三大都市圏のバイト募集時給が過去最高に

バイト募集の張り紙についつい見入ってしまう県田勢です。

リクルートジョブズの発表によると、アルバイトやパートタイマーや派遣社員の募集時給が上がり続けていることが分かった。

都内では1000円超えが当然に

同社が20日に発表した「2016年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、三大都市圏の平均募集時給は988円で、5月から4円プラス、昨年6月から21円プラスとなった。
時給2これは昨年12月の986円を上回り、同様の調査を開始した2006年1月以降で過去最高の時給になったとのこと。

特に首都圏は1028円(前月比+5円、前年同月比+25円)で、もはや時給1000円は自然なことのようだ。
時給3また東海は927円(同+2円、+19円)、関西は955円(同+7円、+21円)で、いずれも大きく上がっている。他の地方でも都市圏程では無いものの、時給は上昇傾向にある。

年末にはどこまで伸びる?

過去の推移を見てみよう。まず2013年と2014年の推移がこちら。
WS001247 (4)リクルートジョブズ「2015年12月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」より

年明けから春が鈍く、夏場と秋から年末にかけて上昇しているのが分かるだろう。

そして2015年と2016年の6月までがこちら。
WS001250 (3)リクルートジョブズ「2016年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」より

ところが2015年は2月が底で、そこから年末まで時給は上昇する一方だった。

景気の回復が広く実感できないとの声があったものの、幅広い業種で人手不足となり、募集時給が上がったようだ。さらに10月に最低賃金の上昇が加わったことで、一段とアップした。

2016年になって、年明けから4月までの底ばい傾向と、5月や6月のアップは2014年を思わせたものの、6月に前年12月を超えたのは2015年と同じだ。

この調子が続けば、年末に三大都市圏の平均募集時給が1000円を超えても不思議ではない。

派遣スタッフも高水準が続く

同社が14日に発表した「2016年6月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」によると、三大都市圏の平均募集時給は1627円(前月比+11円、前年同月比+31円)で、時給の上昇傾向が続いているのは、派遣スタッフも同様だ。

地域別でも、関東は1707円(同+13円、+37円)、東海は1394円(同-9円、+37円)、関西は1431円(同+9円、+16円)で、概ね上昇傾向にある。

もちろん正規社員との格差は依然として小さくなく、物価上昇を考慮した実質賃金では必ずしもプラスになっていないとの見方もあるので、単純に歓迎するわけには行かないが、下がるよりは上がった方が良いだろう。

主婦の時給も上昇が続く

ビースタイルが15日に発表した「6月主婦求人の平均時給は 『1081円』 最低賃金加重平均との差+283円」では、業種別の時給格差が興味深い。
WS001247 (5)ビースタイル「6月主婦求人の平均時給は 『1081円』 最低賃金加重平均との差+283円」より

業種別では、クリエイティブ・エンジニア(1309円)や理美容・リラクゼーション(1355円)など、資格や技能が必要な業種が高めだ。

ただ家事・保育・習い事(1109円)や、医療・看護・介護(1100円)よりも、小売・販売(1196円)や、調査・ポスティング・イベント(1184円)の時給が高いことが気になる。

先の参議院議員選挙における公約にあったように、人手不足が叫ばれる保育士、看護師、介護士などを増やす方策、特に賃金アップを打ち出しているが、直近の時給を見る限りでは、こうした職業を選ぶ人は当面増えないだろう。

リクルートジョブズ「2016年6月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」
http://www.recruitjobs.co.jp/info/pr20160714_388.html
リクルートジョブズ「2016年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」
http://www.recruitjobs.co.jp/info/pr20160720_390.html
ビースタイル「6月主婦求人の平均時給は 『1081円』 最低賃金加重平均との差+283円」
http://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-9088/