此度の伊勢志摩サミットでは、参加取材者に「お土産」が配布されました。
これはまあ、我々にとっての一種の「役得」というものでしょうか。メディアセンターでの食事も三食タダだったのですが、それに加えお土産まで持たせてくれたのですから、まるで大相撲見物の帰りのような状態です。
さて、今回はそのお土産の中身を覗いてみましょう。
各地の名産品が勢揃い
まずは上↑の写真に写ってる黒いバッグ。丈夫な作りのメイド・イン・ジャパンです。これだけでも充分嬉しいお土産なのですが、中身も非常に充実しています。
目玉は何と言ってもこれでしょう。安倍晋三総理大臣直筆の『国酒』というラベルが付いた三重産清酒です。何だか飲むのがもったいなくて、まだ開けていません。
ただ澤田が一番嬉しいと思ったのが、こちらのぐい呑み2種類です。瀬戸焼と美濃焼という組み合わせですが、私は「焼き物は無骨がいい」と感じる人間なので、瀬戸焼のぐい呑みが気に入りました。
そして、こんなのもありました。熊野の化粧筆です。これはなかなかの高級品ですよ! 私は格闘技しか知らない野郎ですからこういうのには縁がないのですが、女性は大喜びでしょう。
あとはこのお菓子。井村屋の『宇治抹茶カステラ』は、メーカー曰くこのお土産パック限定の包装なんだとか。これはまあ、本当にオマケみたいなものかな? ポッキーも地域限定バージョンとかだったら嬉しかったのに。
何だこれ?
で、お土産パックの中で一番の問題商品がこれ。『歌舞伎フェイスパック』というものです。何と市川染五郎が監修した商品なんだとか。
要は歌舞伎の隈取模様が施されているパックなんですが、これはちょっとキワモノだよなぁ……って思っちまいました。いや、キワモノであっても別に悪くはないのですが、ぐい呑みと熊野筆に比べたらどうしてもチャチな感じがするんですよねぇ。どうせだったら反物で作った巾着袋とか、そういう伝統工芸品をもう1品加えたらもっと良くなってたと思います。
あとは黒のバッグとは別に仕分けられた紙袋もありまして、そちらの中身も見ていきましょう。
こちらは伊勢志摩を紹介する読み物が多いですね。正直、黒バッグほど充実した品がありません。uniのボールペンが入っていたのがちょっと嬉しかったくらい。まあ、タダでもらっておいて注文つけるのもおかしいのですが。
あと、アベノミクスの効果を紹介(というか宣伝)する冊子がありましたが、これはいらないよなぁ……。そんな評価は、各々が勝手に資料を集めて研究すればいいだけの話ですし。別の冊子にはポーランド人女流棋士のカロリーナ・ステチェンスカさんとかが紹介されてるんですから、そういう「日本大好き外国人」に関する本を作ればよかったと思います。
まあそういうわけで、伊勢志摩サミットを通じて澤田は結構いろんなものを手に入れたのでした。