夏だけでなく1年中親しまれるようになったのが、ソーダやラムネ、サイダーではないでしょうか?この3つは炭酸飲料である共通点もありますが、似ているようで違う点もあるのでご紹介しましょう。
目次
ソーダの特徴と代表的な商品
ソーダは炭酸ガスを含んでいて、香りや味を添加していない水のことを指します。
炭酸水で甘みもなくカロリーもゼロとなっているため、女性にも人気がありますし、他の飲料を希釈しても味を変えないので、幅広く使用されています。
代表的な商品にはカルピスソーダなどの清涼飲料、ガリガリ君(ソーダ)のようなアイスキャンディー、セスキ炭酸ソーダなどの掃除用品が挙げられます。
そのまま飲んでも味や香りがないソーダは、お酒を割っても味を変えないメリットがあります。ウィスキーを割ったハイボール、梅酒を割ってソーダ割にするのも有名でしょう。
リキュール類の味を変えずに炭酸の刺激を加えたい時は、ソーダが使われるケースが多くみられます。
ラムネの特徴と代表的な商品
ラムネは炭酸ガスを含んでいて、レモンやライムなどの香料と砂糖を添加している清涼飲料水を指します。語源は英語のレモネードだと言われています。
代表的な食品には、昔ながらのガラス瓶にビー玉が入っているラムネ飲料で、様々なフレーバーも登場しています。他には、ラムネキャンディーや生ラムネなどの菓子類、ラムネバーのようなアイスキャンディー、雑貨のジャンルではラムネ風呂の入浴剤もあります。
ラムネでお酒を割るときは、味や香りの特徴が控えめなお酒を選ぶと相性が良いと言われています。焼酎のラムネ割は、焼酎ハイボールとして商品化されていて有名です。
サイダーの特徴と代表的な商品
サイダーは炭酸ガスを含んでいて、香料や砂糖、クエン酸を添加している清涼飲料水を指します。語源はフランス語のシードルで、リンゴ酒を意味する言葉です。
代表的な食品には、三ツ矢サイダーなどのメーカー飲料や、富士山サイダー、山形サクランボサイダーのように地域色を活かした清涼飲料水も特徴的です。他にも、ジューCサイダー、ひんやりサイダー餅、フルーツサイダーグミなどの菓子類もあります。
サイダーでお酒を割ると香料や甘味料との組み合わせが難しいと言われますが、一部のメーカーでは、サイダーの名称でも香料や甘味料を添加していない炭酸水を販売しています。
ウィスキーのサイダー割と紹介されている飲料の中には、サイダーではなく正しくはソーダで割ったものも含まれると考えて良いでしょう。日本酒のサイダー割、梅酒のサイダー割で紹介されているレシピでは、三ツ矢サイダーが使われていることが多いです。
ソーダやラムネ、サイダーの違いをご紹介しました。
同じ炭酸飲料ではありますが、香り・甘味以外にも由来や使い方の違いなど特徴があります。ちょっとした雑学にはもってこいの知識ですね?