NPBが「併殺崩し」ルールの導入を検討!予想される影響は?

NPBが「併殺崩し」ルールの導入を検討!予想される影響は?

こんにちは、亜具蓮将(あぐれんしょう)です。

今年、プロ野球では「コリジョンルール」なるものが導入され、大混乱を巻き起こしました。

現在は開幕から前半戦終了までに挙がった問題点を改良した新バージョンとなり、落ち着きを取り戻しましたが、それもつかの間、新たなルールの導入が検討されています。

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目次

「併殺崩し」を禁止

検討されているのは、ゲッツーの際に1塁走者が2塁塁上で待つ野手に対しタックルなどの妨害行為を禁止する「併殺崩し」ルール。

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これはおもにメジャーリーグでよくみられた行為で、走者が併殺を狙う野手にあからさまな体当たりや危険なスライディングをするなどして送球させないよう妨害するもの。

日本の野球ファンなら、西岡剛選手がミネソタ・ツインズ時代に併殺を取ろうとした際、一塁ランナーの危険なタックルによって交錯し、骨折したことを覚えているのではないでしょうか。

メジャーリーグでは「アトリー・ルール」として今年から内野手の怪我を防止する目的で併殺崩し禁止ルールが導入されており、日本も検討の流れとなりました。?

禁止される行為は?

仮にルールが導入された場合、併殺を崩すためにタックルをする行為は全面的に禁止になる模様です。もちろん、故意に送球しようとする野手の足をすくうようなスライディングもルール違反になるでしょう。

かなり影響がでそうにも思えますが、日本の野球ではあからさまな併殺崩しが少ないこと、コリジョンと比較すると禁止行為が明確なことから適用される回数は少ないのではないかとみられています。

しかし、外国人選手や一部日本人選手のなかには危険な併殺崩しを行う選手もいるため、内野手を守る効果はあるかもしれません。

導入の影響は?

?併殺崩しルール導入の影響で、野球はどう変わるのでしょうか。従来と比較すると、やはり併殺打は増えると思われます。

併殺をとるためにセカンドベースに入る野手は、これまでタックルや殺人スライディングに備えていなければなりませんでしたが、併殺崩し禁止ルールが適用されれば、ランナーのことを考える必要はなくなります。

したがって、充分な体制での捕球と送球を行うことができるはず。これまで併殺崩れでセーフとなっていたケースが、アウトになる可能性が高いといえます。

正式に導入されるか否かについては不明ですが、選手を保護するという観点からみると、有益なルールといえるのではないでしょうか。

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