今月20日、「ミシュランガイド京都・大阪2016」の掲載店が発表されました。今回のトピックは、たこ焼きの名店が追加されたこと。ニュースなどでご覧になった方は多いでしょう。
そのひとつ「会津屋」さんが、我らが東武百貨店船橋店さんの催事会場に来ていることをご存じでしょうか? さっそく、3分休けいグルメ担当のオコシが、アツアツの「元祖たこ焼き」(540円)をいただいてきました。
直径はせいぜい3cm、500円玉より少し大きいくらい。一般的なたこ焼きより、だいぶ小ぶりで、ひと口でいただけます。生地に味が付いているというので、ソースやマヨはもちろん、青のりや鰹節もかけません。
こんがり焼きあがっていて、フタをあけるとダシとしょう油のおいしそうな香りが漂ってきます。
ひと口含むと、まずはお焦げのカリッとした歯ごたえ。定番の紅ショウガなどは入っておらず、トロッとした生地の中で、たこの切り身が唯一の具として存在感を放っています。いわゆる、「外カリ中トロ」タイプの中でも、この元祖たこ焼きは、中でも「外カリ」がしっかりしている印象です。
実は、この会津屋さん、創業昭和8年(1933)の老舗で、人気グルメマンガ「美味しんぼ」にも登場しています。 その中で、
「ああ…!!なんて上品で軽い味なんでげしょう!!」「これにとんかつソースなんざつけていまったら、おしまいでげす!」(快楽亭ブラック)
というセリフがありますが、「上品で軽い」はまさにそのとおり。ガツンと来る濃厚さはありませんが、薄味だからこそ魚介のやさしいうまみが強く感じられます。何個でも行けてしまいそうですね。
会津屋さんの出店は10月28日(木)まで。ぜひ、おやつに、ビールのお供に買って帰ってはいかがでしょうか?
第24回にっぽんの味
東武百貨店船橋店6階イベントプラザにて
船橋市本町7-1-1
10月22日(木)~28日(水)
10:00~19:30(最終日は~16:00)