編集部員ヒョウドウが船橋の人にインタビューする「ヒョウドウくんが行く」の第3弾。
今回は１０月１１日に天沼公園で『ミートフェスタ』が行われ、その実行委員の蛸（たご）さんにお話しを伺いました。
華やかなイベントの準備では、裏側にいろいろあったみたいです。
Q.蛸さん もともと船橋の方ではないですよね？なぜ前回の船橋ボンバイエもそうですが船橋の様々なイベントを運営されてるんですか？
A.
実家の稼業をついでこのKatanaオフィスを立ち上げました。
当初は船橋に人脈も無く困っていましたが、SNSやネットで知ったあるWeb会社の社長さんと仲良くなれて、その方からたくさんの方を紹介していただき、そこからいろんな方たちと繋がった縁でイベントに参加することになり、みなさんの街を愛してる思いが見えてきて、次第に地域貢献や地域活性化することに、すごく興味が湧くようになっていきました。
Q.船橋って漁業の街、最近では梨の街なんてイメージがあるなかで、なぜ今回、船橋にミートフェスタを持ってこようと思ったのでしょうか？
A.
以前、ある方が肉を出す小さなイベントをやっていて、今回の実行委員長である椎名さんさんと「いつか町単位で肉祭りをやったら面白いんじゃないか」と話したことが原点なんです。
でもそのある方が亡くなり残された自分たちに出来ること、やれることやろうよ、ってことで話が始まりました。
Q.今回は初めての企画ということもあり市や保健所もだいぶ規制が厳しく店舗が参加するには相当大変だと聞いたのですがどうだったんでしょうか？
A.
前回のボンバイエとは違い、公共の公園で行いますから、参加の条件が厳しく、２０店舗近いお店が断念してしまいました。
それと合わせるように今回、初めての企画なので集客が見えないんです。
今でも見えてないですよ。
売上がわからないと、やはりね、なかなか参加してくれる店舗はいなかったです。
それでも委員長の椎名さんの「船橋に恩返ししたい」という思いに寄り添いたい方たちが集まってくれて、何とか開催できることになりました。
Q.熱いですね！単純にお祭りだと盛り上がってるわけではなく、その裏にはとてもアツイものがあるのがよくわかりました。でも、ちょ～とだけつっこませてもらいますね！?今回のミートフェスタ、正直、肉屋さんが居ないですよね？そこってどう考えてます？ 当日用に参加店舗さんが美味しいものをご用意しているのは簡単に想像できるんですが。
A.
そうですね、先ほども話しましたが、僕らの思いとは反対に、参加していただける店舗が規制やなんやらで極限まで減ってしましました。
だけど、それでも参加していただけたUNLOCさんは白身魚専門、もちろんまぐろ市さんも肉は扱ってない、アジアン料理のジェーンさんも、定食屋のそまるさんも、鎌ヶ谷から参加のピルグリムキッチンさんも、肉は扱っているが専門店ではない。
専門店ではないけれど肉を推している店は粉物さんぐらいですが、みんな仕事が終わってから夜な夜な研究してメニューを開発してくれました。
Q.なるほど規制も厳しく準備期間もあまりない中で限界まで頑張っていたんですね！結果的に今回の店舗の集まりはみなさん仲が良いので「あ～仲間内でやってんな～」みたいに一般では思われそうですが、実はそうじゃなくて、覚悟がある店舗が立候補してきて、そこには友達ごっこの仲間意識だけじゃない、ある方への思いや、皆さんの船橋に恩返しがしたい思いや、見えない売上に不安がるより誰も出来なかったことをやり遂げたい思いや、たくさんのアツイ思いが集結したイベントだったんですね！
A.
はい、そして実行委員が名前だけでなくしっかり集客をして、会場が盛り上がって賛同してくれた店舗の方々がボランティアではなく、やってよかったなぁーと思ってもらえるようにします！
そして今回、出店舗さんや参加してくれた船橋の方々が喜んでもらえれば次回もまたやろうとなりますので、そうなったときが僕はシアワセを感じられるときですね。
Q.では、最後に船橋の良い所を世界に向けて発信してください！
A.
そうですね～、船橋は自分の街を盛り上げたいなと思っている方たちがアツイですね。
もちろんどこの街にもそういう方はいると思います。
だけど、この街の方々は、自分たちの利益とかは考えず、純粋に盛り上げてる方たちなんです。
普通は自分のお店の名前を全面的に出したいはずのに、本当にそれがない。
とってもすがすがしくて、純粋なんで、気が付いたら取り込まれていましたよ（笑）。
蛸 俊佑（たご しゅんすけ）さん １９８８年５月２４日生まれ
千葉県千葉市出身
※普段はレンタルオフィスを運営されています。
Katanaオフィス 船橋 千葉県船橋市湊町2-12-24湊町日本橋ビル6F
※10/11天沼弁天公園にて開催しております！
