編集部員ヒョウドウが、イマ興味でインタビューする「ヒョウドウくんが行く」の第13弾。
最近は取材する時間がなく『氷堂雅也の30秒休憩』でなんとか執筆活動は続けていたんですがさすがに鬼編集長に怒られてしまい取材をしてきました。今回は昼間からディープな街、船橋で創作居酒屋『遊間』を経営されている村田秀樹さんにお話しを聞いてきました。
ランチでもしながら話をしようということで韓国料理チャグンパンさんへ。時間前に行ったのに既にいらしており、早速やっちゃってました(笑)
Q.
今日はよろしくおねがいします。さっそくですが『遊間』を作った経緯を教えてください。
A.
まぁ固い事言わずやっちゃってくださいよ~♪
(なるほどなるほど。こういうのも悪くない。が、飲んだら仕事が出来ないのでここはアイスコーヒーを頼ませていただきました。)
Q.
質問を変えましょう!いつも昼から飲まれているんですか?
A.
はいーきたー。昼からじゃなーい。朝からだから~♪
Q.
なるほど。では船橋ではいつもどんなところで飲まれているんですか?
A.
そうだね~増山とかたきふじとか~花生食堂だね~
Q.
渋いところばかりですね、お店もそうだし身なりもお洒落なんでもっとお洒落なお店に行くと思ってました。
A.
なんでよ~おしゃれでしょ~よ~
(既にこの時点でビール2杯とハイボールを2杯飲んでます。)
村田「ちょっとさ~今からさ~人が来るけどいい?ごめんね~」
と、突然インタビュー中にも関わらず人を呼ぶフランクで愉快な人です。それからすぐに現れたのは、ぐるなびの永井さん。遊間さんの担当者だということでした。さっそく冷麺を召し上がっていたんですが、永井さんが次のアポがあるから帰りますと言ったら
「はい~替え玉を持ってきて~♪」
と冷麺にはないスタイルで引き留めたり「はい、スープもジャンジャンやっちゃって~♪」と強引に酢をたくさん入れたスープも飲ませようとしていました(笑)
「はい、ポーズ!」
もちろんふたりの仲の良い関係性で成り立っています。お気づきでしょうが既にメガネがズレるほどベロベロになっております。
そして永井さんはしっかり時間通りに次のアポに向かいました。この後さらに酔いがエスカレートしてトイレに行かれるたびに「僕はいつも手ぬぐいを持参してるからね~♪」とご自慢の手ぬぐいを何度も見せていただきました(笑)
Q.
そろそろ本題に戻りたいのですが、そもそもなんで飲食の道を選んだんですか?
A.
学校にあんまり行かなかったんだよね、だから手に職をつけようと福島から東京に出てきて寿司屋に就職したのが始まりだね。でもその頃モテるには洋食だよな~とか思っちゃってイタリアンにあっさり鞍替えしちゃったんだよね。
6年下積みをしてから福島に帰り地元のホテルのフレンチレストランで働いたのちに独立してお店を出したんだけど、東北大震災が来てね。それでまた都内に戻ってきてブラブラと船橋で飲んだときにこの街が好きになってね。それで船橋にお店を出したんだよね。
Q.なるほど。人に歴史ありですね。そういう和食やイタリアンやフレンチを経験して今の創作料理屋になったわけですね。
A.
そうだね~、決められたカテゴリーで料理するといろんな料理を出したいのに出せなくなっちゃうからね。
(ふらふらになりながらも熱い気持ちを語っていただいています)
Q.
お店の名前の『遊間』というネーミングはどういった意味があるのですか?
A.
意味?そーだね~みんなが楽しく飲んで遊ぶときに一緒に混ぜてほしいんだよね~。だってこっちだけ真面目に働いててみんなが楽しそうにしてたらつまらないじゃない。つまらない仕事は続かないんだよね~、僕ダメな人なんで(笑)
Q.
いやいや全然ダメじゃないと思います。むしろ楽しく仕事したいって大事ですよね。でもみんなわかっているけどなかなか出来ないのが本音ですけど。
A.
それはさぁ気持ちの持ちようなんじゃないのかなぁ~。でね、そんなみんなの遊んでいる時間の間をウチで使ってもらえたら良いなぁと思って『遊間』ってつけたのよ~。でもウチはさぁ~楽しい時だけじゃなくて何か悩みを持ってらっしゃる方も来るのよね~、そんでさぁ~話しを聞かせてもらってるうちに自分の人生のためになることがたっくさんあるんだよね。だからみんなウチに悩みを話しに来て~(笑)
改めて飾らない素敵なお店だなぁ~と思いました。
※いつもはお昼に少しだけ飲んで店で休憩をするということなので、そのまま同行させていただきました。
自転車通勤されているそうです。自転車を見るだけで普段アクティブなのがわかりますね。ただこの日は少し飲んでいるため歩いて移動しました。
何を思ったのか突然、壁に向かって叫び始めました。
『おーい!〇〇ちゃーん』×6
すると。。。
中から人が出てきて仲良く話しています。さきほど話しに出てきた『たきふじ』さんのおかみさんでした。多分、寝ていたんではないでしょうか。。。本当に顔が広いというか迷惑な人というか突発的な行動が多い方ですね~(笑)
チャングンパンさんから3分くらい歩き
ディープな道を通ると
こちらが『遊間』さんの入り口になります。二階まで階段を上がると
お洒落なお店の中に静かにギターがたたずんでいますね。そして到着するなり「一緒に飲むかい?」と言ってくれたので冷えたお茶でも出してくれるのかと思ったら
パンシロンかいっ!!!笑
体に気を使っているんですね。そしておもむろにギターを弾き始めました。
「う~ん、なんか違うんだよな~」と
「今日はなんかダメなんだよな~」と言うと
仮眠はじめちゃったよ!!! 取材中に!!!(笑)
まぁご丁寧にメガネも外しちゃって。では、また営業の時間の夜に来ますねと帰ろうとしたら急に「思いだしたよ、ちょっと待ってね~」と
歌い始めちゃっよ!おい!めんどくせー
ウルフルズの『ワンダフル・ワールド』を熱唱してくれました。ありがとうございます。最後まで聴きたいのは山々だったのですが、次があったので3秒でお店を後にしました。
それから何時間か経過してお店の営業時間にお邪魔しました。
さきほどの人は弟さんですか?と思うくらいの紳士な態度です。とても同じ人とは思えないです(笑)
当たり前ですが仕事はキッチリ、遊びはガッツリするのが真の男ですね!
村田 秀樹さん 1972年11月27日生まれ
福島県南相馬市出身
遊間
千葉県船橋市本町1-11-19 2F
電話 047-433-7710
営業時間17:00~翌1:00
定休日 なし