編集部員ヒョウドウが、船橋の人にインタビューする「ヒョウドウくんが行く」の第5弾。
11月3日の文化の日に、西船橋北口駅前で100円商店街が催されると伺って、商店街副会長の山本さんと事業部長の黒崎さんにお話しをお聞きしてきました。
Q.西船橋商店街ってどんなところですか?
A.
僕らは二人とも二代目なんですが、歴代で受け継がれているお店の多い歴史ある商店街なんですよ。西船橋ってJR線とメトロを合わせると1日の乗車人数が48万人で、JR線では千葉県内では船橋駅についで2番目に多い巨大な駅なんですね。そして3社5車線も乗り入れていて、降りはしないが乗り換えが多いんです。だから駅に降りてもらおうと今は僕らの下の30代の青年部が頑張ってくれて、バザーをやったり、街ゼミをやったり、クリスマスには毎年、駅前に大きなクリスマスツリーなんかも飾ってね。若い人間が危機感を持ってくれていて横に縦に繋がりが強い商店街ですね~。
Q.なぜ100円商店街をやろうと思ったんですか?
A.
近くの芝山商店街が斉藤一成さんの100円商店街を始めて、たくさんの方が来ていました。その場面を見た時に、商売人としての血が騒いでこれだー!って思ったのが始まりですね。商店街の3大神器「バザー」と「街ゼミ」と「100円商店街」、今は西船橋商店街は全部やっていますよ!
Q.開催にあたって苦労したのはどんなところですか?
A.
密集率が全てなので、たくさんの人の協力が必要なことが1番。まずはなぜ100円商店街をやるのか、商店街のみんなに知ってもらおうと勉強会を開きました。まずは理解してもらわないと出展してもらえませんからね。
でもその場にきてもらない方もいた。そりゃそうですよね、この街でずっと商売してきた方々に、いきなり100円で……なんて言っても、そんな発想もないですからね、みなさん。それでも何度も勉強会を開いて、少しずつみんなが理解していってくれて、今後の商店街の在り方を伝えていって、昨年、無事に第1回を開くことができました。
まぁ、勉強会で講師をしてくれた芝山商店街会長の高村さんには本当に感謝ですね。僕らは彼が船橋市の商店街のリーダーだと思ってますから!
Q.ちょ~と突っ込んでもいいですか?こちらの商店街が芝山商店街に明らかに勝っているところってどんなところですか?
A.
いや、勝るも何も、僕らが芝山を見習ってますから勝るものなんてないですよ。ただ、街の利を活かせるなら、僕らはゆくゆくは夜の100円商店街をやろうと思ってます。まだ全国のどこでもやってませんからね。
来ていただければわかりますが、西船橋商店街にはたくさんの飲食店もありますから、夜にも対応できます。まだまだ理解をいただけないと実現できないレベルですが、僕らはそこに向けて走ってますし、それを見事成功させて若い世代にすべて譲りたいと思ってます。100円商店街は楽しいイベントですが個人商店が必死に生きてる証です。
だから情熱の火は消えませんよ。もともとの発起人でお世話になった方の意思でもありますんでね。彼の意思を繋げたいんです。
Q.最後に船橋の良い所を世界に向けて発信してください!
A.
みんなごっちゃまぜ。なんでもある街ですね、船橋市は。
マジメな人から、ちょっと悪いやつまでみんなが遊べる所がそろっていてね! 昔からいるこの街の奴は船橋は千葉ではなく『東京都船橋市』だと思ってるよ! 笑
昔は東京で流行ったものが2~3ヶ月して船橋で流行るみたいな感じだったけど、最近は船橋独自でいろんな場所が出来てきて、船橋市が一つの都市になってきましたね。農業、漁業、工業、飲食から複合施設、レジャーランド、アンデルセン公園、学業やスポーツにきちんとチカラを入れる市の体制――面白い街だよね、ずっと暮らしていても飽きないよ!
(左)山本 圭一さん 1966年7月31日生まれ
千葉県船橋市出身 株式会社 山商 専務取締役
(右)黒崎 有さん 1961年4月1日生まれ
千葉県船橋市出身 有限会社まつや食品 代表取締役