言葉を読むチカラ

言葉を読むチカラ

あれはまだ私がパンツをトランクスに履き替え始めたころだったか。

言いたかったっだけです。
先日のちょっとした事件がありましてそのことを今日は書きたいと思います。

その日はたまたま事件が重なってあまり眠れず睡眠不足状態だった。お店の締め作業の手伝いをして少し疲れが出てきていたので、細かい業務を後輩にお願いし、少し横にならせてもらった。もちろん次の日も朝から仕事なのでほんの少しの仮眠のつもりでいた。深夜1時。

『少し横になるから業務が終わったら起こしてください』
『はい、わかりました』

そんなたわいものないどこにでもある会話だった。

そして腰が痛く寝返りをうったときにふと目を覚ますと店内は真っ暗だった。慌てて時間を見ると午前3時を回っていた。

この真っ暗な状態にとたも困惑した。
なぜだろう?仕事が終わったら声をかけてもらい帰るはずだったのに。

慌てて起きるとその彼はイスで寝ていた。

慌てて彼を起こし『この状態はどうして起きているんだい?』と聞くと『起こそうと声を掛けたのですが起きなかったので』と返ってきた。

kotobawo
ここでタイトルにもどるわけである。

そもそも寝ようとしている人が起こしてくれと言うのは、少なからずともその後に用などがあり自然に自分から起きる状態の時間では困るからお願いをしているわけである。

『声を掛けたのですが。。。』

意識をなくして寝ている人に声を掛けてどうするんだろうか?
それは起こすではなく『声を掛ける』という動作なわけである。もちろんそれだけで意識をとり戻せる人はそれでいいです。ただなかなかラリホーが掛かっている状態だとザメハのような一発で現状へ復帰できる言葉はこの世にない。

繰り返し言うが自分で自然体で起きることが出来ないからお願いしているので、やってもらいたいことは声を掛けることではなく、眠りから覚めて次の行動が起きるように意識を起こしてほしいということなのです。

とても当たり前のことを言っているので自分でも書いていてとてもバカらしいのだが、たぶんこの時に僕が投げた言葉『起こして』という意味のすり合わせをしないといけなかったのだろうと今は反省をしている。

言いたいことは投げた言葉を相手がどのくらい言ったひとがどういう意味で言ったかを考えられるか考えられないかを判断することが大切だということ。

本当はみんながみんな相手がどういう意味でその言葉を言ったか考えられれば問題ないのだが、それぞれ価値観や考え方やとらえ方は違う。

相手に意味が通じずコイツはダメだなぁと思う前に自分が言った言葉を相手が理解できているか、相手が説明しなくてもわかる相手かを判断して話すことって案外、出来ているようで出来ていない人が多いなぁと思った。もちろんその筆頭が僕であることは間違いないですけど。

ハロウィン_3950

30秒休憩カテゴリの最新記事