生きてる間を生前というのはなぜ?
生まれた赤ちゃんは生後何ヶ月というのに、生まれた後から死ぬまでを生前というのはなんでだろう?
そういえば、相続対策とかで生前贈与とか何気なく使ってますが、存命中‥という言葉もあるくらいだから生きてる間は、つまり死ぬ前だから死前と言った方がピンとくると思うのだけど、なんで生前なんだろう?
往生から来た言葉
実はこれ、元々は仏教用語なんですね。
難しい説明は省きますが、仏教では死ぬことを往生すると言います。長寿の方が亡くなった時など大往生と言ったりしますよね。
往生とは浄土に行くこと、浄土に生まれることを表していて、この世での人生の終わりは即ちあの世で生まれるという意味なのです。
つまり、あの世で生まれる前だから生前というわけです。
すっかり一般的な言葉として定着している生前ですが、こんな意味があったんですね。
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