【戦国奇人列伝】常に正しかった弱小大名・山名豊国(第2回)
南近江の大名六角義治は「武勇に優れたバカ殿」でした。誰しもが認める弓の名人で、肉体的にも非常に堅強。ですが戦略眼がまったくなく、奮闘したにもかかわらず大名には復帰できませんでした。 今回はそんな義治とは対照的に、「戦略眼に優れた弱小大名」をご紹介します。この人物は大きな決断を迫られる場面で常に正しい選択をして、戦乱の世を生き抜くことができました。ところが彼には、それ以外の要素は一切持ち合わせていま […]
3分休憩 ちょっとしたスキマ時間、ふとした瞬間にフッと笑える、そんな3分間をお届けします。
南近江の大名六角義治は「武勇に優れたバカ殿」でした。誰しもが認める弓の名人で、肉体的にも非常に堅強。ですが戦略眼がまったくなく、奮闘したにもかかわらず大名には復帰できませんでした。 今回はそんな義治とは対照的に、「戦略眼に優れた弱小大名」をご紹介します。この人物は大きな決断を迫られる場面で常に正しい選択をして、戦乱の世を生き抜くことができました。ところが彼には、それ以外の要素は一切持ち合わせていま […]
どうも、「戦う青色申告者」澤田真一です。 さて、世の中には口で言う割には大したことない男がゴマンといます。 「俺はこんなすごいことをやってるんだ」と公言してるくせに、実際には大したことない男。どの職場にも大抵一人はいますよね? で、もしそんなタイプの人間が戦国大名になっちゃったら、もう大変なわけです。下の人間はとてもついていけません。 今回ご紹介する六角義治は、まさにそんな人物です。 つぎはぎだら […]
こんにちわ、「戦う青色申告者」澤田真一です。 大河ドラマ『真田丸』、盛り上がってきましたねぇ。豊臣秀次切腹の回は、衝撃の一言でした。 豊臣秀吉という歴史人物の一生を語る上で、「秀次切腹事件」は欠かせません。秀吉から関白の座を受け継いだ豊臣秀次が、謀反の嫌疑をかけられ死に追いやられたという出来事です。もっとも謀反の嫌疑はデッチアゲで、本当は淀君との間に拾丸(豊臣秀頼)を生んだ秀吉が、用済みになった秀 […]
こんにちわ、「戦う青色申告者」澤田真一です。 いや?、戦国関連のニュースが尽きませんね。織田信雄や島左近の新史料発表が相次いでますし、今までになかった新説を唱える人も現れました。しかもそれらはすべて、澤田がインドネシアに行ってる間の出来事です。一時期はインドネシア移住を本気で考えていた澤田ですが、やっぱり日本にいたほうがいいのかなぁ……。 アレですよ、何と言っても「小早川秀秋が関ヶ原でなかなか寝返 […]
どうも、「戦う青色申告者」澤田真一です。 中京大学が面白い新史料を公開しました。それは織田信長の次男信雄が、豊臣秀吉に宛てた書状。明智光秀軍の残党狩りについて、秀吉に相談する内容です。「そちらの状況を知らせてくれ。それに合わせて我々の陣を動かそう」と書かれています。ちなみに、書状の日付は清洲会議の3日前です。 さすがです中京大。なかなかどうしてすごい史料を発掘してきました。今月16、17日のオープ […]
生存説検証シリーズの第3話は、明智光秀です。 本能寺で信長を討った光秀は、その後豊臣秀吉に敗退します。ですが徳川家康に拾われ、「南海坊主天海」という僧侶として江戸幕府を裏で支えたという逸話があります。この天海という怪僧、少なく見積もっても数え108歳まで生きたという人物です。当時においてそこまで長寿命だった人は、滅多にいないはずです。もっとも真田信之も93歳まで生きてますから、うまいこと健康に気を […]
【歴史人物生存説を大検証!】前編の源義経がチンギス・ハーンになったという説は、スケールは非常に大きいものの実現性の点からほぼ不可能だということが分かりました。 では次に、義経生存説に勝るとも劣らないほど有名な「豊臣秀頼生存説」を検証していきたいと思います。 これもたびたび言われていることですね。1615年の大坂夏の陣に敗れた豊臣ですが、秀頼と淀殿、そして真田幸村は大坂城の秘密通路から脱出しその後も […]
シリーズ【戦下手の魔王】第二弾!第一弾「信長は凡将だった(前編)」見ていない方はこちらから! さて、織田信長は決して屈強な武人というわけでもなく、かといって優秀な軍略家でもありませんでした。 現に信長は、負け戦の多い戦国大名です。浅井長政には何とか勝つことができたものの、武田信玄や上杉謙信にはまるで歯が立ちません。 ですがそんな「戦下手の魔王」が、まるで栄養を吸ったアメーバのように領土を拡大してい […]
こんにちは、「戦う青色申告者」こと澤田真一です。 今回から始まる連載は、日本史最大の英雄織田信長について。この人物の名を知らない日本人はまずいません。彼は現代に至るまで「日本人のヒーロー」です。中には藤沢周平のように「信長ぎらい」を公言する人もいますが、少なくとも21世紀のゲーム業界は信長なしにはやっていけません。あ、別に澤田はコーエーの社員じゃないですよ(笑)。 何だかんだで、信長は後世の人々に […]