平成最後の夏が終わった。
6月のW杯からジワリと熱くなった日本列島。
気づけばぐんぐんと気温が上昇していき、気がつけば平成最後の夏に各地で最高気温を記録する歴史的に暑い夏になった。
熱中症が日本全国で起こり、ニュースで何度も『クーラーつけないと命が危ないですよ』の言葉。
クーラーつけないと危ないって、寒い地域で暖房掛けないと死んでしまいますよと言ってるようなものだ。
世界で暑いとイメージする砂漠があるエジプトだって、平均気温が37度だったりすることを考えると、日本はどんな国に部類するんだろうと思う。
台風が5日間、連続で発生したり、東から西に台風が逆流して日本列島に牙をむいたりと、思い出すと本当に歴史に残る夏だった。
季節に比例するように、僕の心の中もたくさんの人が通り抜けた。こちらの気持ちがいくら寄り添う形をとったって、所詮は他人事のように平気で人の気持ちを踏みにじむ人たちがいたりして。
空が快晴になればなるほど、悲しい気持ちの日が続く、そんな夏だった。
9月に入り、急に気温の変化が起こり始め、クールダウンをしろと大地の風が僕の周りを駆け巡るのだろうか。
いろいろと切り替えないといけないとは頭ではわかっている。カラダは服を着替えれば変わるけれども、心はなかなか上手には変わってはくれない。
切り捨てるもの、受け入れるもの、付き合って行かないと行けないもの。
後厄の残り4ヶ月。誰かの幸せを作れるスペースを愚直に作り続けること。これがいま目の前にある課題であり、やるべきこと。