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水不足。その原因と身近で出来る対策、水不足の影響とは

梅雨に入ってしばらくたち、2016年の関東地方の水不足も少しは解消するかと思いきや事態は深刻でダムの貯水量は減る一方です。迫りくる水不足。その原因や対策、水不足の影響などをまとめてみました。

目次

回復しない関東の水ガメ

関東地方の中で、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京の6都県の水事情は8つのダムを水源としていますが、これらはすべて利根川上流にまとめられています。

5月下旬の段階で夏場の水不足が指摘され、テレビなどでも水不足の危機を何度も取り上げてきているのですが、メディアで取り上げようが大騒ぎしようが、大量に雨が降ったり台風でも来ない限り、貯水率が上がる事はありません。

2016年6月の段階で50%以下だった貯水率は、現在40%を切っている状態となっています。6月下旬、関東地方にまとまった雨が降りましたが、あいにくダムのある地域にその恩恵はなく、ダムの貯水量は過去25年中最低の貯水量となっています。

日本の水源を支える3つの自然現象

利根川水系だけに限らず、日本の水源を支えるには「梅雨」「積雪」「台風」でその約3割が確保されていると言われます。

「梅雨」と「積雪」が空振りだった2016年に残された希望は「台風」ですが、7月に入って1号がやっと発生したので頻繁な台風は期待できないうえに、そもそも台風にはあまりやってきて欲しくないのが本音です。

身近でできる水不足対策

ついに渡良瀬川が20%の取水制限に入ったそうですが、このまま水不足が続けば取水制限どころか給水制限がかかってしまう可能性もあります。(水不足・ダム渇水時の「取水制限」と「給水制限」の違いとは

身近でできる水不足対策はあるのでしょうか?とりあえずできる事と言えばお風呂の水の有効利用でしょう。洗濯に使う人も多いですが、ガーデニングの水やりやなどにも利用できます。

また、日々の使用量にも気を配る事が重要です。お風呂をあふれさせない、無駄な洗濯をしない、シャワーを流しっぱなししない、水道を出しっぱなしにしないなど、これだけを気を付けるだけでも水を節約できるでしょう。一家庭だけでは小さな影響ですが、協力し合えば相当な効果が得られるではないでしょうか。

人の力では大きなダムをなみなみにする事は出来ませんが、枯れないように努力する事はできるのです。

水不足で何が起こるのか

このまま水不足が続けば、取水制限から給水制限となる可能性は否めません。

取水制限は水道の圧が下がる程度で、家庭に直接影響はありませんが、給水制限となると話は別です。時間制で水道が止められてしまうので、その間水を使用することができません。

炊事、お風呂はもちろん、水洗トイレも使えなくなってしまいます。家庭はともかく、飲食店などで水が使えなくなってしまったら商売に多いに影響が出てしまいます。
それでも水が足りなくなると噴水が止まったりプールが使用できなくなったりと生活への影響も大きくなっていきます。出来ることから節水を始め、みんなで水を大切にしたいですね!

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