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歴代の千円札の肖像画って誰?その人物とその選定理由

一部の富裕層を除いた多くの日本人にとって、もっとも使用頻度の高い紙幣といえば、千円札ですよね。現在の千円札は野口英世ですが、肖像となった歴代の人物をご存知でしょうか?

今回は千円札の肖像となった歴代の偉人や、選ばれた理由、さらに千円札の特長などに迫ります。

目次

肖像となった歴代の人物たち

まず最初の千円札となった甲号券の肖像となったとは、日本武尊でした。次のB号券は聖徳太子、その次のC号券は伊藤博文です。そして次のD号券が、まだ記憶に新しい夏目漱石で、現在のE号券が野口英世となっています。

ちなみに甲号券は既に失効券となっていますが、B号券以降はまだ有効券として扱われています。

人物の選考基準や選考理由について

国立印刷局によると、お札の肖像となる人物の選考基準や選び方に、これといった決まりはないそうです。財務省と日本銀行、国立印刷局の三社で協議して、最終的な決定は日本銀行法による財務大臣の決定となっているのです。

現在の野口英世の選考理由が財務省によって公開されており、それによると「現在まで選考されたことのなかった科学者の中から選ぶこととなり、その中で一般的な知名度の高い人物だったから」とされています。

千円札の紙質

当たり前ですが、千円札に使用されている紙は一般的に販売されていません。その紙質は非常に特殊で、ミツマタという草に化学物質を混ぜ込んだ紙幣専用紙となっています。

詳しい原材料については国家秘密ですので、一部の限られた人間以外は知ることができません。

千円札の特徴

千円札を含む全てのお札は触覚でも判別できるような仕組みになっています。たとえば大きさですが、千円札は最も横幅が小さなお札です。金額が大きくなるほど横幅が大きくなっていきます。

他に、1万円札と5千円札には存在しているホログラムがないのも、千円札の特徴といえるでしょう。

たかがお札ですが、調べてみるととても面白いものですよね。今お財布に千円札が入っている人は、ぜひ他のお札と比較してみてくださいね。

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