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航空機の実機見学ツアーもある「かがみはら航空宇宙科学博物館」に行ってみた(岐阜)

皆さん、ご無沙汰しています。如月です。この前、かがみがはら航空宇宙科学博物館に行ってきました!

かがみがはら航空宇宙科学博物館は日本の航空機産業のメッカと言える岐阜県にある航空専門の博物館です。

日本ではあまり航空機に関する博物館がないので、航空機好きには貴重な存在ですね。航空祭などを目当てに岐阜県に足を運ぶのならば、かがみがはら航空宇宙科学博物館も予定に組み込むのがオススメです。さて、どんな航空機に出会うことができるでしょうか?早速見ていきましょう。

目次

懐かしいYS11に出会うことができます

まず、最初は「YS11」です。

戦後、航空機製造を禁止されていた日本が初めてプロパラ式旅客機として完成させたのがYS11だそうです。年配の方には、この名前を知っている人も多いだそうですよ。もちろん年月が経ってしまって日本の空からはすべて退役してしまいました。

日本国産の旅客機としては最新のMRJもリリースしましたよね。このMRJに先立つこと、YS11の試作1号機は1962年に初飛行しているのです。航空機にも歴史があるのですね。いまはここでその勇士を見ることができます。

とにかく大型機の展示には目を見張ります

「US-1A」救難飛行艇などの巨大な飛行機の展示がされている点、もかかみがはら航空宇宙科学博物館の魅力となります。戦闘機などと比べても、同じ自衛隊の機体でも「US-1A」救難飛行艇はかなりの大きさになるようです。この大型の機影を間近に見ることができるのもいい経験となることでしょう。これは一度見ておきたいですね。

貴重な実験機もあるんです

練習機の背後に見えるのは科学技術庁航空宇宙技術研究所によって開発されたSTOL実験機の飛鳥です。

背中に大きなファンジェットを背負っているのが特徴的です。STOLとは短い距離で離着陸をするための能力のことで、飛鳥はSTOLの技術確立のために生まれた実験機です。

元となっている国産のC-1輸送機の面影も感じられるかもしれませんね。残念ながら実際の輸送機として花開くことはなかったのですが、それだけに貴重な機体とも言えるでしょう。

日本の航空機産業の歴史を感じさせる複葉機

乙式一型偵察機は日本での航空機の礎ともいえるような存在です。元はフランスのサルムソン社の複葉機で偵察や爆撃の用途に使われていました。第一次世界大戦でヨーロッパの空を駆け回った名機です。

日本でも同機の国産化に着手し、そのプロセスは日本の航空機産業の始まりともなりました。こういう歴史を踏まえて全幅11.8メートル、全長8.6メートルの小さな機体を眺めているとひしひしと歴史を感じます。かっこいいですね。

飛行機三昧の一日を送ることができそう

機体の中の展示もありますので、実際に航空機に乗り込んでいるような気分に浸れます。かっこいい機体が見たい人ならF-104J要撃戦闘機やT-2ジェット練習機なども展示してありますよ。どちらも音速を超える機体なのでスマートな外観になっています。こういう飛行機の展示がいろいろあるので飛行機好きのメッカとも言えるでしょう。

見てください。こんなに近くで操縦席が見れるのです。ちょっとワクワクしませんか?

かがみがはら航空宇宙科学博物館いかがでしたか?私は初めて間近で飛行機を見て、実際これらの飛行機が飛んでたんだと思うと不思議な気持ちになりました。この一機一機、色んな思い入れをして造った人、乗った人がいるんですね。どんな気持ちでこの航空機に乗り込んで空を飛んだんだろうと考えると、なんだか感慨深いですね。会場にきている人たちはみんな航空ファンです。

到着するなり、あっちもこっちも大きなカメラを抱えて、夢中になって写真をとっていました。その熱気がすごかったですよ。航空機って彼らのヒーローなんでしょうね。仲良くなって色々と教えてもらいました。

皆さんも、ぜひ足を運んでみて下さい。過去にワープした気持ちになりますよ。

かがみがはら航空宇宙科学博物館はこちらから
休館日は毎週火曜(7月13日~8月31日の期間中の火曜日も開館)

※平成28年10月からは、リニューアル工事が始まりますので要注意です。

 

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