こんにちは! 海を愛するオコシです。
私たちの地元、船橋漁港が誇る2つの「日本一」をご存じですか?
スズキ(上品な白身の高級魚)と、
ホンビノス貝(ハマグリによく似た二枚貝)
の水揚げ量が、全国で一位なのです!
3分休憩取材班は、スズキ漁船とホンビノス貝漁船に乗りこんで、船橋漁師の世界を体験してきました!
ウォーミングアップに海苔すき体験
土曜日の朝、8:30に船橋漁港に集合。直売所の「三番瀬みなとや」さんでは、元海苔漁師の滝口さんが、既にスタンバイしてくださっていました。船で沖へ出る前に、昔ながらの海苔すきを体験させてくれるというのです。
海苔をマスですくって、木枠に流し込んで四角く整形します。均一な厚さにしなければならないのですが、シロウトにはこれが難しい! ?海苔が偏ったり、穴が開いてしまったり。
……なかなかうまくいきませんねぇ。
名人いわく、手首のスナップが大事なんだそうです。
いざ、東京湾へ出航!!
すいた海苔は、漁港で干してお土産にしてくれるとのこと。その間に、いよいよ漁船で海へ出発です!!
全長15mほどのスズキ漁船とホンビノス貝漁船が、一隻ずつ係留されています。
まもなく、船は船橋漁港を出て、風を切って走ります。潮の香りが、自然と気分を盛り上げてくれます!!?
漁師になった気分で、「波の谷間に命の花が~♪」と、鳥羽一郎さんの「兄弟船」を口ずさみながら遠く見渡すと……
貝殻島から、さらに走ることおよそ10分。ポイントにつくと、船長が網を下ろし始めました。
漁師さんも「いいじゃん!」とご機嫌なご様子。今年は、水温の変化で、だいぶ貝が死んでしまったのだそう 。予想外によく獲れたのです。
さて、こんどは一緒に漁港を出たスズキ漁船をおいかけます。
それにしても寒い! 海風が顔に張りつくようで、鼻水も凍りそうです。漁師さんいわく、「太陽が出ているから今日はまだいいけれど、曇りのときは冷えるね。雨が降ると、意外と気温は上がるんだ」。
なんてお話をしている間に、スズキの漁も始まったようです。
スズキが揚がった!!カレイもいるぞ!?
スズキの底引き網漁は、1回の網で多ければ数百匹獲れることもあれば、1匹も入らないときもあるのだとか。
漁師さんは経験の中で魚のいる場所を覚え、網やカゴなど、漁具を創意工夫して、魚を獲っています。同じ時間漁に出ていても、稼ぎは半分にも、2倍にもなります。
そのために、数千万円の船を調達することも。稼ぎもリスクも、全部個人の責任で背負って漁へ出る! 海の勝負師なのです。
漁師さんのお話に、「やっぱり男の中の男の仕事だなあ」と感動しながら、船は船橋漁港へ。
船橋には引退した南極観測船「しらせ」が係留されています。
さて、船上では夢中だったのでわかりませんでしたが、漁港へ戻ると、フラフラの足腰に気づきます。上下左右にゆれる船上で、知らない間に踏ん張っていたのですね。
心地よい疲労感に包まれていると、速攻でランチタイム!!
豪勢なスズキ&ホンビノス料理です。ランチに料理をいただけるとは聞いていましたが(ご飯などの主食は持参)、予想以上の内容に感動です。
ランチの後は、「ふなばし街歩きネットワーク」の徳田さんが、船橋の港町散策に連れて行ってくれました。
船橋大神宮では完成したばかりの常磐神社の新しい社殿へ。日光東照宮を模しているそうです。
さらに!!港へ帰るとお土産にホンビノス貝500g超と、みんなで作った海苔をいただきました!!?
盛りだくさんの漁業体験ツアー、いかがでしたでしょうか? 繰り返しになりますが、すべてタダで参加できます!!?船橋市民でなくてもOKなので、ぜひ体験してみてください。
今シーズンの開催は以下の通り。
大人の漁業体験:2016年1月16日・23日
親子漁業体験:2016年1月30日、2月6日・13日
人数オーバーの場合は抽選になるそうです。詳しくは、1月1日号の船橋市の広報&ホームページに掲載されます。
お問い合わせは船橋市役所農水産課、または船橋漁協まで。
船橋市役所農水産課 ℡:047-436-2492(担当:斉藤さん)
船橋市漁業協同組合 ℡:047-431-2041(担当:柴田さん)