3分休憩

巫女さん歴7年 三田村萌見さんインタビュー~ヒョウドウくんが行くVol.7~

編集部員ヒョウドウが、船橋の人にインタビューする「ヒョウドウくんが行く」の第7弾。

下総中山にある「法華経寺」で巫女(お寺には巫女はいないという説があったり様々だが今回は誰もがわかりやすいように巫女にした。)を7年やっている三田村萌見さんにお話をきいてきました。せっかくなんで法華経寺に同行していただきながらお話しを聞かせていただきました。

~JR総武線 下総中山駅のまえで待ち合わせをする~

Q.
法華経時は下総中山駅から近いんですか?
A.
そうですね~、ここなんですけどちょっと坂になっているので少しきついかもいれないですけど頑張りましょう!!!

私が働いているお堂はココですよ!

(なるほど、JRからは少し距離があるから京成中山駅からのほうが良いんだな。)

Q.
お寺までの参道は商店街になっていて、いろいろ立ち寄りたくなる街並みなんですね!
A.
そうですね。でも私が通る時間は道が狭いのに交通量が多いのでこの辺ではあまりゆっくりと買い物はしないですね。

Q.
あれ京成線を越えたら黒い門が見えてきましたよ!
A.
これは「黒門」と言って、あ、でも門といっても初めから扉はついていなかったんですよ。ちなみにこの向こう側が市川市になっていてこの先は電信柱がないんですよ~!

しばらく歩くと仁王像が立ちにらむ仁王門まできました。途中にあるたこ焼き屋さんとか焼き鳥屋さんが美味しそうでしたが、あくまで仕事中のため我慢しました。私用で来た時食べようと思います。とても大きいですね。対に立っている仁王像もとても大きいです。この距離でお話しを伺っていても聞こえません。

距離をもどしました。よく声が聞こえます。

 

Q.
ではそろそろ詳しいお話しを伺いたいので歩きながらですが何個か質問をさせてもらってもよろしいでしょうか?
A.
はい、お気になさらず何でも聞いてくださいね!

Q.
始めになぜ、巫女さんのお仕事をしようと思ったんですか?
A.
29日、30日、31日、1日、2日、3日しかバイトが出来る日がなかったんですね、忙しくて高校時代の部活動が。そんな時に母の友人の方が法華経寺で年末年始で仕事を募集してることを教えてくれてそこからですね。毎年年末に法華経寺で働くようになったのは。

Q.
巫女さんとはどんなお仕事なんですか?
A.
それぞれのお寺や神社で違うとは思いますが、私が働いている法華経寺での仕事は、主にお守りを売ったりご祈祷するときに、木札を持ってお堂にみなさん並ぶんですが、そのときお坊さんに木札を渡す役などが主な仕事です。

~話している間に三田村さんが話していた法華経寺太客殿(本殿)までたどり着く~
思った以上に本殿の奥が長い。こちらの奥には鬼子母神堂もあります。こちらの鬼子母神堂には日蓮聖人御真刻の鬼子母神様の像があります。

 

Q.
お守りを売っているときに大変なことがあったら教えてください。
A.
並ばない方が多いですね。みなさん一刻も早く急いで買いたい気持ちもわかるんですが、先に並ばれている方に申し訳ないのできちんと並んで買ってほしいですね、新年からみんなが幸せになってほしいと思って売り子をしていますから。

 

 

年越しの混んでいるときにしか行ってなかったから気づかなかったが、立派な五重塔がありました。
そして釈迦如来像は、近くで見たら圧倒的な迫力で後ろにずり下がってしまいました。この写真の距離よりもっと近くで見れます。

 

Q,
この仕事で難しいなぁと思ったのはどんなことでしたか??
A.
言葉づかいです。高校1年生で始めましたから。お守りを買いにたくさんの人がワァーと押し寄せてきたときに「こちらにお金をお収めください」が言えなくて(笑) 「お収め」なんて高校生では使わないですからね、普段。

 

 

法華経寺祖師堂にて。こちらは国の指定重要文化財です。

どんなお願いごとをしたんでしょうか?秘密だそうです。

 

 

Q.
そういえば職場は何歳くらいの方が多いんですか?毎年みんな若いなぁと思っていたんですが。
A.
だいたい20歳くらいまでですよ、みんな続けていても。なんで私が女では一番上になることがほとんどですね。みんな年下ばかりです。なので去年は総監督のようなこともさせていただきました。本堂に10人のチームが3つで30人の管理を任されてやっていました。

 

 

先ほど出てきた母の友人で巫女の仕事を勧めてくれた方のお店。もちろん法華経寺の境内の中にあるお店で蕎麦と甘酒が美味しい。

 

Q.
ほぼ社会経験のない子たちを30人も管理するって大変じゃないですか?どうやってまとめていたんですか?
A.
そうですね、もちろん全員は見ることが出来ませんから、ある程度リーダーを決めて、その子たちが私に何でも聞ける関係を作ることに努めました。とにかくそこに時間を全部注ぐくらい仲良くなるまで話しこみましたね。みんな臨機応変には対応できません。だけどみんな真面目だからその場で起きたわからないことをどうしたらいいか聞かないんですよね。無理して。そうすると必ずクレームが起こるんです。だから何でも良い、大したことでなくても、小さいことでも、仕事に関係なくても何でも聞いてもらえる関係でいたい。上に立つ人やリーダーって一方的な方向からでのコミュニケーションだけとって、うまく連携が取れてると思ってる男性の方って多いですよね。私は幼いころから母に連れられてたくさんの管理職の方を見てきたので、よく分かってる分だけ、知らずのうちにこの方法をやっていたのかもしれませんね。

 

Q.
最後に大晦日や元旦の上手な回り方ってありますか?
A.
上手な回り方と言っていいのかわからないですが、私なりのおすすめならありますよ。

 

 

1.まずは一番始めに出てきた仁王門はくぐらないで右へ。

2.道なりにグングン進む。

3.祖師堂前の入り口にも入らずまだ奥へ進む

4.この看板が出てきたら左へ

5.奥の駐車場まで行って右を向くと

6.一番奥の本殿まで行けます! お試しあれ♪

 

三田村 萌見(みたむら もえみ)さん  1992年7月23日
千葉県船橋市出身

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