花見の季節もあっという間に過ぎ去り、緑真っ青な新緑の季節になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。もう「夏が待ち遠しい!」なんて思っている方も多数いらっしゃるんじゃないでしょうか?そんな私(3分休憩編集部員)も、夏が大好き!「花見が終われば花火だよね」なんて思っているところです。
さて3分休憩編集部では「夏を先取り!」と題し、2015年、当サイトにもご登場いただいた、花火マニア(愛好家)・hanavideoこと「安斎幸裕」さんに、花火愛好家厳選・マニアが涙した感動の花火大会2016ベスト3と題し、取材してまいりました。(前回インタビュー記事「【感動動画】花火マニアが選ぶ2015年の名プログラムBest5~本当はいまこそ美しい冬花火のおすすめも~」はこちら)。
安斎幸裕さんは、これまで100箇所以上の花火大会を観覧、各種メディア(テレビ・新聞・ラジオ等)にも出演している花火をこよなく愛するマニアさんです。今回は2016年感動の花火大会を振り返っていただきます。
花火マニアが涙した感動の花火大会2016
編集部:安斎幸裕さん、ご無沙汰しております。今回は「2016年最も感動した花火大会BEST3」ということで、語って頂きたいと思います。よろしくお願いします。
安斎:よろしくお願いします。昨年インタビューのオファーがなかったので「もう花火マニアは不要なのかなー」なんて思っていました(笑)久しぶりなのでなんだか緊張しますね。
編集部:いえいえ(汗)よろしくお願いします。ちなみに昨年2016年はいくつの花火大会に行かれたんですか?
安斎:昨年は13の花火大会を観覧、約147,000発の花火を堪能しました。私の中ではもう少し行きたかったなと思っているところです…
編集部:行った回数はともかく、約147,000発の花火を見たってすごいですね!!いやあ、インタビューが楽しみです。それでは安斎さん、安斎さんが涙した花火大会2016、ドーンっと行きましょうか。まず第3位からお願いします!
マニア厳選・感動の花火大会ベスト3 第3位:赤川花火大会(山形県鶴岡市)
安斎:第3位は、2016年8月21日に山形県鶴岡市にて開催されました「赤川花火大会(以下、赤川花火)」です。こちらの花火大会は毎年行っておりますが、やはりなんど見ても涙なしには語れません。
編集部:具体的にどんなところに感動したのですか?
安斎:打ち上げ発数:約12,000発・最大号数:20号玉(通称2尺玉・玉の直径約60cm・開花幅約500m)は全国でも有数の規模を誇りますが、何と言ってもこの赤川花火の最大の魅力は「全国屈指のミュージックスターマインが堪能できるところ」です。
編集部:結構大規模ですね?素人の私から見ても「12,000発」という数字はすごいインパクトがありますよ。ところで「全国屈指のミュージックスターマイン」とのことですが、そもそもミュージックスターマインってなんでしょうか?
安斎:ミュージックスターマインとは、別名「音楽連動花火」と言ったりもしますが、往年のヒット曲や人気曲等にシンクロさせ、スターマイン(連射花火)を打ち上げるもの指します。
特に赤川花火に於いては全国から名だたる花火師が集結して、その技を競い合います。その合間に「ドラマチック花火」「市民花火」「希望の光」と称し、大規模なミュージックスターマインが披露されます。その打ち上げ幅はなんと最大700mにもなります。
この大規模なミュージックスターマイン(最大幅700m)こそが赤川花火の名物、私が3位に決めた理由の一つです。
編集部:へーなんだかすごそう…ですが、我々一般人には想像がつきませんね(汗)安斎さんは花火観覧の傍らビデオ撮影もしているそうなので、その模様を安斎さんの動画でお楽しみいただきましょう。
安斎:いかがですか?この徐々に花火が左右に広がっていく様、これを生で観たら涙せずにはいられませんよ。あ、以前のインタビューの記事でもお話しましたが、私の花火動画を閲覧する際は、ヘッドホン・イヤホン・サラウンドシステムなど、音域が豊かに再現できる環境下でお楽しみください。花火の音にこだわって撮影していますので(笑)
編集部:安斎さんがなぜこの花火大会を第3位にしたか、動画を見てわかりました。しかしあれですね、ヘッドホンで聴くと、すごい迫力ありますね!
安斎:ありがとうございます。臨場感をそのままお届けしたくて音にこだわって撮影しています。動画サイトにアップする際は、少し編集もしていますけどね(笑)
編集部:いやーいいもの魅せてもらいました。これが第3位ですか…このあと登場する1・2位はどれだけすごいんだろう…さて、では続きまして感動の花火大会2016・第2位をお願いします!
マニア厳選・感動の花火大会ベスト3 第2位:長岡まつり大花火大会(新潟県長岡市)
安斎:2016年8月2・3日に新潟県長岡市にて開催されました「長岡まつり大花火大会(以下、長岡花火)」です。各種メディアでもおすすめした長岡花火は、やはり感動の花火大会として堂々のランクインです。
編集部:前回の3分休憩のインタビューの際も安斎さんはこの長岡花火を選ばれていましたね。長岡花火は日本三大花火の一つとして有名ですよね。実際にはどういったところに涙されたのですか?
安斎:長岡花火は毎年8月2・3日、2日間に渡って約20,000発の花火が打ち上げられる大規模な花火大会です。2日・3日の最後に「米百俵花火」と称し、尺玉(直径約30cm・開花幅約330m)と呼ばれる大きな花火が100連発打ち上げられます。
2016年は、歌手の沢田知可子さんの長岡復興応援ソング~空を見上げてごらん~に合わせて、100発の尺玉が優雅に打ち上げられました。この曲に合わせて打ち上げられる花火の数々…「長岡への想いがぎっしりと詰まった曲に合わせて打ち上げられる花火」に心底感動しました・・・
編集部:いわゆる前出のミュージックスターマイン(音楽連動花火)のような形で打ち上げられたのでしょうか?
安斎:そうですね、こちらの場面も実際に動画で見ていただいたほうが分かりやすいと思いますので、ぜひご覧下さい!
編集部:おーっと、カメラからはみはみじゃないですか!?すごい迫力ですね!!
安斎:このプログラムはわずか4分弱ですが、この4分弱に500万円以上のお金が費やされています。迫力もすごいですが、かかっているお金もものすごいです。このプログラムだけでもすごいのに、正三尺玉(直径約90cm・開花幅約600m)の打ち上げや、復興祈願花火・フェニックスなど、有名プログラムの打ち上げもあります。最初から最後まで目が離せないのが長岡花火ですね。
編集部:この花火を見ただけでも感動モノなのに、それ以外にも目白押しなんですね。さすがは日本三大花火・長岡花火。それでは、堂々の第1位を発表していただきましょうか!
マニア厳選・感動の花火大会ベスト3 第1位:成田花火大会(千葉県成田市)
安斎:第1位ですが、2016年10月15日に千葉県成田市にて開催されました「NARITA花火大会 in 印旛沼(以下、成田花火)」です。昨年「日テレ・スッキリ!」や「TBSラジオ・ジェーンスーの生活は踊る」に出演した際、1位でご紹介させていただいた花火大会です。
編集部:おっと、地元:千葉県の花火大会が1位ですか!?2位・3位がすごかっただけに、まさか千葉にもそれらを超える花火大会があったとは知りませんでした。
安斎:正直言いますと成田花火は、赤川花火・長岡花火よりも規模は小さいです。それでも約10,000発の打ち上げ・最大号数は尺玉は首都圏では大規模クラスです。ではなぜ成田花火を1位に選んだのか、それは規模ではなく「演出」で選びました。
編集部:ほ~演出ですか?具体的に言うと??
安斎:成田花火の一番の名物はフィナーレに打ち上げられる「NARITA黄金伝説」。約10分間、最大幅700mに渡り花火が打ち上げられるのですが、その他にも、花火 de BINGO!・タワー花火・味覚花火など、「お客さんを飽きさせない演出が目白押し」なのです。
編集部:なんだか気になる名称がたくさんありますが、私個人的には「タワー花火」が気になります。どういったものですか?
安斎:タワー花火とは、約40mの巨大クレーンに取り付けられた花火が、上下・左右・そして回転し噴出するものです。成田花火でしか見られない珍しい花火です。これも実際は動画で見ていただきましょう。
編集部:な、なんですか!?これは!!「クレーンに取り付けられた花火?嘘だろ!?」と思っていましたが、本当にクレーンから噴出していますね。正直笑いました!これは予想外の花火でした。
安斎:はい、まさにそれなんです!「客を喜ばせたい」その思いが形になったのがこのタワー花火です。こんな花火見たこと無い!それが見られるのも成田花火の醍醐味なんです。
編集部:素晴らしい迫力と意外性、充分伝わりました!成田花火を1位に選んだのも納得いきますね。
花火愛好家厳選・マニアが涙した感動の花火大会2016ベスト3 まとめ
編集部:いやー安斎さん、赤川花火・長岡花火・成田花火、どれも素晴らしい花火大会でした。たっぷりと語っていただき、どうもありがとうございました。そろそろお時間となりましたが、最後にメッセージをお願いします。
安斎:はい、こちらこそ長時間ありがとうございました。私が感動した花火大会2016、皆さんにもおすそ分けできたのなら幸いです。他にもご紹介したい花火大会は沢山ありますが、また3分休憩さんにオファーいただけましたら、その際はご紹介いたします(笑)
編集部:最後に、安斎さんにとって花火とは?
安斎:未来を照らす希望の光「花火」一瞬の煌めきに永遠の感動を追い求めて… 花火マニア&愛好家「安斎幸裕」
●画像提供:orangealice100
花火マニア&愛好家「安斎 幸裕(アンザイ ユキヒロ) 」プロフィール
1981年福島県生まれ、千葉県船橋市在住。花火観覧&動画撮影マニア。これまで国内100箇所以上の花火大会を観覧。テレビ・新聞・ラジオなど、多数のメディアに出演中。
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