船橋市の二級河川・海老川、国道14号線にかかる「船橋橋」(ふなばしばし)付近で、想像上の存在と目されていた「カッパ」を撮影した1枚である。
かねてから、FFN(船橋ファンタジーニュース)には、市内での未確認生物の目撃情報が寄せられていたが、「ランチの帰りに見かけて腰を抜かしました」という地元IT企業B社のK氏が、偶然スクープを射止めた。
H氏によれば、シャッターを切った1秒後には「キーッともヒョーッとも聞こえる初めて聞いた音」を発して水中に潜り、二度と浮かんでくることはなかったという。千載一遇のシャッターチャンスを逃さなかったH氏の機転によって、「船橋にカッパは実在する」という真実が証明された。
そもそも、船橋には古いカッパ伝説が残されている。海老川に住みつき、悪戯を繰り返すカッパに人々は困り果てていたが、子供たちがお尻に泥と草の汁でできた青黒い斑点を付けて遊んでいたらカッパが悪さをしなくなったという、教訓に富んだ伝承である。
カッパは青い斑点のようなものを怖がるそうなので、襲われて尻子玉を抜かれたくない方は以下をチェックしていただきたい。
また、1981年から4代にわたり船橋市長をつとめた故・大橋和夫氏は、市長時代に何かとカッパに目をかけていた人物として有名だ。一市町村でありながら、市内に「船橋海童土器亜国」(ふなばしかっぱどきあこく)なる国家を樹立。船橋には縄文・弥生の時代からカッパが住みついており、海老川の河原を掘るとカッパの土器が出る!と宣言した。
「ふ○っしー」の大ブレイクさえなければ、カッパは今ごろ町おこしのエースになっていたかもしれない逸材なのである。好奇心旺盛な読者は、ぜひ東京湾岸屈指の情緒ある二級河川・海老川と船橋漁港周辺を散策し、FFNデスクまで目撃情報をご連絡いただきたい。
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