ゆりかもめのお台場海浜公園駅を降りてすぐ、「デックス東京ビーチ」の一角。
船橋が誇るオカルト研究の第一人者・山口敏太郎先生が「まがまがしいモノだけ集めた」という「山口敏太郎の妖怪博物館」(東京・お台場)があります(敏太郎先生インタビューはこちら)。
すっかりオカルトファンになった編集部のオコシが、現地に突撃してきました。ありきたりなデートに飽きてしまったカップルに、おすすめのスポットです。
UMA(未確認生物)の剥製が目前に!!
ただ2点の展示品が撮影を許されています。
ジャッカロープはアメリカに伝承が残るUMAで、ご覧の通りウサギなのにシカのような角が生えています。人の声真似が得意でウイスキーが大好物、乳は万病に効く薬だそうです。
閲覧は自己責任で……
幕の外からなら…ということで撮影許可をいただいたのが「呪いのモナリザ」です。持った人が不幸になると言ういわく付きの絵画です。
妖怪博物館では幕の内側をのぞくことができますが、あくまで閲覧は自己責任で。ぼくは好奇心に負けてのぞいてしまいましたが、「こんなものを持っていたら不幸になっても仕方がない。いや、不幸にならないほうが不自然だ」と思わせる恐ろしいシロモノでした……。
ほかにも
・カッパのミイラ
・鬼のミイラ
・平安の呪詛人形
・夜中に笑う面
・本物の頭蓋骨
・魂の入った軍服
・目玉のおやじ
など、館内にはまさに「まがまがしい」としか言いようのない展示品が、所狭しと並んでいます。
中でも注目は、「ツチノコの干し首」です。全長10cm足らずですが、明らかに蛇とは違う(とぼくには見える)丸みを帯びてずんぐりとした頭部。幕末から明治初期に会津藩の領内で発見されたものとされているそうです。
骨や組織が残っていることから、人間が作ったモノでないことは明らかだそう。果たして、これが本物のツチノコなのか???
「天狗の牙」も、ちょっと別の意味で気になる存在。牙とはいえ先が欠けていて、石ではないか? と思ってしまうのですが、敏太郎先生も「天狗の牙ではない」とコメントしています。
実はこれ、「モササウルス」の歯の化石だそうです。それはそれですごいんじゃないかと思ってしまいますが、ならば「モササウルスの歯」と書いて欲しいような……。
いや、あえてこのうさん臭さを演出しているのが、妖怪博物館のすばらしいところなのです。
さて、今回のご縁で、3分休憩の読者向けに特典をいただきました。
なんと、入り口で「3分休憩を見た」と言えば通常600円の入場料が、半額の300円に割り引きです!
館長の澤口真衣さん(本当はとっても優しくてオカルトに精通した女性です。ふざけてしまってごめんなさい)はじめ、スタッフの皆さんが、あやしさ200%の世界を案内してくれます。
山口敏太郎の妖怪博物館
℡ 03-3599-5052
営業時間 11:00~21:00
東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ シーサイドモール4F