【webライター澤田のシゴト】ネットで稼ぐ方法!

【webライター澤田のシゴト】ネットで稼ぐ方法!

「自分も澤田さんみたいにwebライターで食べていきたいです!」

最近、ある人からこんなことを言われてしまいました。ついに私も出世したな……と喜んでいる場合ではありません。これは一大事です。

そもそも、「澤田さんみたいに」というのがまずい。もうちょっと地位のある物書きの名前を出しなさいと思うのですが、それ以前に私などを見習ったら人生お先真っ暗でござんすよ?

まあ、こんな人はごく少数派(というか一人だけ)としても、「ネットで稼げるようになるにはどうしたらいいんですか?」という質問は時々あります。

というわけで、今回は「ネットで収入を得る方法」について説明させていただきたいと思います。

目次

ノマドのつもりはないけれど

澤田オフィスの業務は、場所を選びません。これは前回の記事でもそう書いた通りです。

ネット環境さえ確保できれば、どこにいても仕事はできます。だから私の場合はWi-Fiルーターを常時携帯して、主に静岡市の図書館でパソコンのキーボードを叩いています。

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私がいつも通ってる図書館は、午前9時30分に開館します。そこから昼過ぎまで記事を書き、昼食とトレーニングを挟んだのち図書館に舞い戻り、また執筆業務を始める。それを夜8時まで続けます。

世間ではこういうのを「ノマド」と呼んでいるそうですが、私はその単語を特に意識したことはありません。

冒頭で書いた通り、たまに私は「ネットで稼げるようになるにはどうしたらいいんですか?」という質問をされます。あんまり言っちゃいけないことかもしれませんが、中には「自分もネットで起業すると決心しました!」なんて言いながら、怪しげなネズミ講広告に手を出しちゃった人もいます。ほら、よくあるでしょ? 「元手0円でこんなに稼げます」みたいな釣り広告が。なのに初回登録料ウン万円とか。あれ、詐欺ですからね?

そういうタイプの人は、そもそもが勘違いしているのです。澤田真一は「ネットで稼いでいる」というわけではなく、「仕事をするのにインターネットというツールを使っている」に過ぎないんです。

大工さんはトンカチを持って仕事をします。でもそのトンカチ自体が収入を確保してくれるわけじゃありません。大工仕事をするのにトンカチが必要だから使ってるわけです。

そしてもう一つ言えば、webライターは全身をフル稼働させる仕事で、しかも自分一人では絶対に成立しません。

実体験がモノを言う

澤田のライフワークは、グラップリングと総合格闘技です。こればっかりはやめられません。

私は日本にいてもインドネシアにいても、極力どこかのジムに練習へ行こうと心がけています。最近では熊本地震関連の執筆に追われて時間が割けなくなりましたが、あと半月もしたら少し落ち着くでしょう。その時はまた、お世話になっているジムへ行きます。

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そうすることにより、「予期しなかった興奮」を得られるようになります。「想定外の事態」という言葉は悪い意味で使われることのほうが多いのですが、寸分先の未来すら予測できないからこそ人生は楽しいと私は考えています。

インターネットは、そうした「予想を越えた興奮」を絶対にもたらしません。当初から自分自身が望んでいるキーワードだけを検索し、それにまつわる情報を与えるに過ぎないからです。

澤田がweb上で公開している記事も、言うならば観光ガイドブックのようなもの。ハワイに行きたい人がハワイのガイドブックを読んで満足する、なんてことは絶対にありません。

「実際に行ってみたらこんなところだった」という実体験のみが、人を育てます。

ネット世界の罠

ところが現実問題として、ネット世界のやり取りにズブズブのめり込み、リアルの世界が見えなくなった物書きやその他個人事業主はたくさんいます。

彼らは、同業者や読者と直接対面しようとは絶対に考えません。そうすることで、自分がSNSでどんな失言をしても直接的被害は及ばないと思い込んでいます。

もちろん、それは大きな勘違いです。インターネット空間で発生した対人関係のしこりは、現実世界にも必ず露呈します。そこから逃れるとなると、それこそネット環境だけ備わった缶詰のような部屋に引きこもらなくてはなりません。

「webライターの仕事は自分一人では成立しない」というのは、そういう意味です。取材に応じてくれる人、自分の記事を編集してくれる人、そしてそれを読んでくれる人がいてこその個人事業主。それを忘れたら未来はありません。

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繰り返しますが、モノを言うのは実体験です。自分はwebライターになりたい、あるいはすでにそういう仕事をしているからといって、一日中ネットサーフィンをやっているようじゃ面白い記事なんて書けません。そういう人は大抵、同業者の記事を個人ブログでひたすら批判するだけの物書きに終始します。こんなのは他人の褌で相撲を取っているだけです。

ですから、文才なんかなくてもいろんな人とコミュニケーションを取ることができるとか、どっぷりハマっている趣味があってそのサークルにも頻繁に顔を出しているとか、そういうタイプの人がむしろ物書きに向いてるわけです。

あとはじっくり構えてさえいれば、いつか必ず芽が出ます。それがまあ、澤田流「ネットで収入を得る方法」ってとこかな?



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