歴代の1万円札の肖像画って誰?その人物や特徴とその理由

みなさんはなぜ、1万円札に描かれているのが福沢諭吉なのかご存知でしょうか?じつは1万円札の肖像画に描く人物を決定するにあたって、これといった条件はありません。

日銀や財務省、国立印刷局などによって協議され、財務大臣が決定しているのです。

今回は1万円札に肖像画としてえがかれた歴代の人物と、なぜその人物が描かれたのか、1万円札にはどのような特徴があるのかについて解説します。

最初の1万円札に描かれたのは聖徳太子

意外かもしれませんが、1万円札に描かれた歴代の人物はたったの二人、聖徳太子と福沢諭吉です。

最初に1万円札が登場したのは1958年12月1日で、肖像画に選ばれたのは聖徳太子でした。聖徳太子は17条憲法を制定したこと、仏教を保護したり、遣隋使を派遣したりしたことなど、歴史上の多大なる功績が認められ選考されました。

知名度の高さも選考において重要なポイントになりますが、こちらも聖徳太子なら問題ありませんよね。

2代目となったのが福沢諭吉

1984年の11月1日になると、新しい1万円札が発行されました。このとき肖像画に選ばれたのが、お馴染みの福沢諭吉です。

この紙幣から肖像画は文化人が選考されるようになり、慶応義塾の創設者にして蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者、立身新流居合の免許皆伝、といった文武両道を体現した人物である、福沢諭吉が選考されたのです。

そして2004年11月1日にさらに新しい紙幣が発行されましたが、このときも1万円札のみは肖像画の変更はなく、引き続き福沢諭吉が描かれたのです。

それ故に福沢諭吉が1万円札に描かれている期間はかなり長くなっており、福沢諭吉はある意味日本の紙幣の代名詞とも呼べる存在になりました。

1万円札の紙質、特徴

1万円札に限ったことではありませんが、日本の紙幣に使用されている紙は非常に特殊な紙で、詳しい製造工程や原材料は複製防止のため国家秘密となっています。

一般的に知られているのは多くの紙のように木を材料としておらず、ミツマタという草が主原料になっているというポイントのみです。

1万円札の特徴となるのは、その大きさとホログラムでしょう。日本の紙幣は金額が大きくなるほど横幅が大きくなります。つまり1万円札は最も横幅の大きな紙幣なのです。

さらに視覚障碍者でも認識できるよう、1万円札にはホログラムがあります。ホログラムがあるのは5千円札と1万円札のみで、5千円札は丸く、1万円札は折れ線になっています。

誰もがお財布に1枚は入れておきたい1万円札ですが、少しうんちくを知るだけでも非常に面白いものです。手元に1万円札がある人は、ぜひ眺めてみてください。

歴代の千円札の肖像画って誰?その人物とその選定理由
歴代の5千円札の肖像画って誰?その人物と理由とは