1万円札の新札は、いつ頃、発行枚数は年間何枚くらいなのか

私たちが普段何気なく使用している1万円札ですが、年間にどのくらいの枚数が発行されているのかご存知でしょうか?発行するにあたって必要な条件があるのか、発行される時期やタイミングはいつなのか、今回はそんな部分に迫ります。

1万円札の年間発行枚数について

1万円札の発行枚数について、年間に数万枚くらい発行されていると思う人も少なくありませんが、じつは多くの人が想像しているよりも遥かにたくさんの枚数が発行されています。

平成23度以降は毎年10億5千万枚も印刷されており、それ以前はさらに多く、平成21年度が13億8000万枚、22年度が12億2000万枚です。毎年10兆円を超える金額の1万円札が製造されているのです。

1万円札の発行に必要な条件はあるのか?

1万円札を発行するにあたっては、何か発行に必要な条件があるというよりも、日銀がその年の世界中の国々と日本の経済情勢、金融機関からの預金額、廃棄する枚数、流通状況などから割出し、円滑な供給を図るために必要な枚数を決定しています。

まず1万円札の年間発行枚数を日銀が決定し、発行枚数が決定したら、印刷局に発注し実際にお札を刷ります。ちなみにこの時の費用は日銀が負担しています。

印刷された1万円札が印刷されると日本銀行に持ち込まれ、これを私たち個人や企業がお金を預けている民間金融機関が引き出すことで「発行」されるのです。

1万円札が発行されるのはいつなのか?

1万円札がいつ発行されるのでしょうか?その答えは、「随時流動的に発行されている」というのが正解でしょう。

発行枚数の決定から実際の発行までのプロセスの中で、紙幣がお金としての価値を持つのは日銀から民間金融機関に渡されたときです。

この「紙幣が価値を持った瞬間」こそが発行ですので、民間金融機関が必要に応じて日銀の口座からお金を下ろすたびに、1万円札が「発行」されていることになります。

何気なく使用しているお札も、じつは非常に奥の深いものなのです。よく「景気が悪いならお札を印刷すれば良い」と思っている人もいますが、民間金融機関も日銀の口座に預金されているお金以上の金額は引き出せませんよね。必要以上に刷っても意味がないのです。