食べ物を落とした時の3秒ルールの起源とは? 安全性は実際どうなのか

食べ物をうっかり床に落とした時、あなたはどうしますか?

いつでも食べられるものならそのまま「あーあ」とあきらめられますが、限定お取り寄せ高級スイーツ、滅多に食べられない美味しいお肉、最後の楽しみにとって置いたおいしいものだった場合、心の中で「3秒ルールだからOK!」とGOサインを出し拾ってパクリとするのではないでしょうか。

いいえ。咎めているのではありません。

むしろ人として自然な行為とも言えましょう。なにせこのルールは世界中にあるのですから。食べ物を落とした時の「3秒ルール」の起源とその安全性についてご説明します。

食べ物を落とした時の3秒ルールの起源とは?

「食べ物を落としても3秒以内い食べればセーフ」という、いわゆる「3秒ルール」を適用(?)しているのは、主に30代~50代だと言われています。『3秒ルール』を誰が言い出したのかははっきり明確なソースはありませんが、学校給食という集団生活の中から生まれたルールではないかと言われてます。思いだしてみましょう。小学生時代のあの日。

床に落ちた食べ物を拾って食べようとしたら、女子から「きたな~い」「おなかこわすよ」と言われ、とっさに4時間目の体育の時に覚えたばかりのバスケのルールを思い出し「さ…3秒ルールだからいいんだよ!」
などと言ったセピア色の思い出。

今から40年程前にこんな現象が全国各地、あちらこちらの小学校で発生し、いつの間にか「3秒ルール」として定着したのではないかという説が今のところかなり有力です。

ちなみに「食べ物を落としても時間内ならセーフ」の大元の起源をたどると、モンゴル帝国のチンギスハーンが「12時間ルール」を設けていたと言われています。さすが雄大なるモンゴルの皇帝。スケールが違いますね。

海外では5秒? 日本だけじゃない食べ物を落とした時のルール

日本で言うところの「3秒ルール」は海外にもあり、アメリカやイギリスなどでは「5秒ルール」というものが存在します。

こちらの「5秒ルール」は日本の「3秒ルール」よりも古く「5秒なら安全」と信じ切っている人が老若男女問わず存在するというから驚きです。男性よりも女性の方が5秒ルールを適用しているというデータもあるほどです。

アメリカの学生寮などでは伝統的に「5秒ルールの酔っ払いバージョン」として「食べ物を落としても10秒間ならセーフ」というルールも使われています。

判断力の鈍っているヨッパライの状態なら食べ物を拾うのにも時間がかかるからという理由でしょうね。食べ物的にどうなのかとは思いますが、アメリカらしい筋の通し方です。

食べ物を落とした時に3秒で拾って食べるのは安全なのか

では実際、食べ物を落とした時3秒で拾って食べるのは安全なのでしょうか?5秒ルール信仰が厚いアメリカやイギリスなどで盛んに実験が行われています。

実験方法はバクテリアを植床した床とバクテリアを含んでいない乾燥した床を使いグミ、クッキー、ソーセージ、パンなどをそれぞれ置いて時間を計るというものです。

その結果、時間よりも「床の汚染状況」が重要で、どんな食べ物でもバクテリアのいないところへ落とせば3秒どころか10分でも大丈夫という結果がでました。

確かに、お皿の上に置いたとしてもお皿が汚れていたら食べ物は菌に汚染されますよね。3秒も5秒も関係なく床に落ちた食べ物はあきらめた方がよさそうです。

それでも3秒ならサっと拾えば大丈夫!と思いたくなるのが人の常です。あきらめきれないのであればあくまでも自己責任となりますが、体調不良や免疫力が落ちている時などは、どんな菌に体は反応してしまうかわかりません。床に落としてしまった場合は無茶な勝負はしないようにしましょう。