3拍子の童謡にはどんなものがあるのか

日本の歌は4拍子のものが多いです。3拍子の歌を探すのが難しいと言えます。では、3拍子の童謡にはどのようなものがあるのでしょうか。
いくつか紹介をします。

ふるさと

ふるさとは、1914年に尋常小学校6学年用の唱歌として発表されました。作詞は高野辰之、作曲は岡野貞一によるものです。

この歌は、生まれ故郷から遠く離れた土地で学問や勤勉に励む人の心情を歌っており、子供のころの野山の風景を思い浮かべているという内容です。

歌詞(1番)は「兎追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川、夢は今も巡りて、忘れがたき故郷」となっています。

海は、1941年3月に国民学校初等科の1・2年用の芸能科音楽の教科書である「ウタノホン(上)」に発表されました。作詞は林柳波、作曲は井上武士によるものです。

海の広大さを力強く歌っている動揺です。歌いだしは「海は広いな大きな」で、作詞者、作曲者の没年が1974年であるため、2024年まで著作権が残っています。

赤とんぼ

赤とんぼは、1921年に三木露風の童謡集である「真珠島」でその詞が発表されました。1927年委に山田耕筰によって曲がつけられました。

この動揺は、夕暮れ時の赤とんぼを見て、故郷を思い出すというものです。歌いだしは「夕焼け小焼けの赤とんぼ」です。

こいのぼり

こいのぼりは、1931年12月に「エホンショウカハルノマキ」で発表されました。作詞は、近藤宮子によるもので、作曲者は不詳となっています。

歌詞は「やねよりたかいこいのぼり、おおきいまごいはおとうさん、ちいさいひごいはこどもたち、おもしろそうにおよいでる」です。

朧月夜

朧月夜は、1914年に尋常小学校6学年用の唱歌として発表されました。作詞、作曲は「ふるさと」と同じ高野辰之、岡野貞一によるものです。

朧月夜とは、春の夜に月がほのかに霞んでいる情景のことです。歌詞(1番)は「菜の花畑に入り日薄れ、見渡す山の端は霞ふかし、春風そよふく空を見れば、夕月かかりてにおい淡し」です。

ぞうさん

ぞうさんは、1948年に詩人のまど・みちおによって書かれた詩に、
1953年に團伊玖磨によって曲がつけられて誕生した童謡です。

「ぞうさんぞうさんお鼻が長いのね、そうよかあさんもながいのよ」が1番で、2番は「ぞうさんぞうさんだあれがすきなあの、あのねかあさんがすきなのよ」と続きます。

母親が好きな子象をイメージする可愛らしい童謡ですが、詩の意味は大変深く、周りからどう思われているかというよりも、自分が自分のことをどう思っているかが大切であり、自分を自分として受け入れ誇りを持つ大切さが詩に込められています。