【勝浦】勝浦タンタン麺の発祥の店~江ざわ~ヒョウドウ君が行くVol.14

編集部員ヒョウドウが、イマ興味でインタビューする「ヒョウドウくんが行く」の第14弾。

今回は僕が好きな勝浦タンタン麺の発祥のお店『江ざわ』さんに行ってきました。そもそも全国のみなさん勝浦タンタン麺をご存じでしょうか?

勝浦タンタン麺とは?

名前どおり千葉県勝浦市のご当地ラーメンです。普通タンタン麺というとゴマや芝麻醤(チーマージャン)がベースなんですが、勝浦タンタン麺はゴマや芝麻醤を一切使わない醤油ベースのラーメンなんです。

醤油ベースのラーメンにラー油や唐辛子で炒めた玉ねぎや豚肉のひき肉が上に乗っています。漁師や海女さんが寒い海から上がって体を温める為のご当地メニューとして普及されたと言われています。

 

勝浦タンタン麺発祥のお店『江ざわ』に行ってきた。

数々の有名なタンタン麺のお店があるがその発祥と言われている江ざわさんに行ってきました。

こちらは知っている方は知っていると思いますが、初代のマスターが海から帰ってきた漁師や海女さんがすぐに体を温めれるようにと四川担々麺を作ろうとしたのですが、その当時なかなかチーマージャンが手に入らなかったため、ラー油や唐辛子で作りました。

その味が大変好評だったため、勝浦じゅうからその味を盗みに来て昭和40年代には勝浦に様々な勝浦タンタン麺が生まれたという伝説のお店です。

初めは勝浦港近くの商店街の中にあったが事情により閉店、その後親族が2代目を鴨川で開店、息子さんがサラリーマンから身を引き、引き継ぐという形で『3代目江ざわ』が今の国際武道大の近くにオープンしました。

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船橋から京葉道路、東金道路、圏央道と乗り継ぎ、市原鶴舞インターへ。最寄りの高速インターです。

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そこから国道297号線(大多喜街道)を20分くらいグネグネと山道を走り武道大学の信号を左折して少ししたところにあります。

武道大学の信号を曲がるととても静かな住宅街に入り、そこの角に江ざわはあります。

お店の前の雰囲気 (動画27秒)

建物はパッと見はシンプルでちょっとラーメン屋さんとはわかりづらいかもしれません。
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外で行列を作って待っている人にはありがたい自動販売機があります。

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店内は広々とした40席

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たぶん初代から使われていたような歴史を感じる垂れ幕。平日の閉店時間ギリギリで行ったので空いていました。

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こちらメニューですね。もちろん地元ですのでわざわざ勝浦タンタン麺とは表記してないですね。

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焼豚丼やカレーライスも気になる一品ですね。何よりも素敵なのはこだわりのラーメン屋でやっていたのではなく、あくまで町のラーメン屋をやっていたそのままのメニューが素敵ですね!

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待っている間に店内で見つけました。

~江ざわ食堂五箇条~
1.赤くて当たり前と思うべし
2.身の程をわきまえた辛さを選ぶべし
3.下からよくかき混ぜて食すべし
4.麺はすするべからず
5.どんぶりの底には・・・

そうそう、基本勝浦タンタン麺は麺をズルズルとすするより一口分を口に運ぶ感じでないと、むせます(笑)

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さっそく頼みました。こちらが担々麺。

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こちらが上担々麺。ひき肉がもっさりと乗っております。

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麺は細め。細いので一口分を箸でつまむと白髪ねぎと玉ねぎも同時に食べることが出来ます。

ほどよい辛さと野菜の甘さがとても良く合います。そして辛い部分は上に乗っている自家製ラー油だけなので下からよくかき混ぜると、シンプルで懐かしい醤油ラーメンと交じって独特の味となります。

なるほど!これが伝説の勝浦タンタン麺だというのがよくわかります。辛さ、しょっぱさ、味のコク、すべてがほど良いパワーバランス、すべてが80%という感じです。何かに特筆しないこのバランスが王道なんだということが、今まで食べたどこの勝浦タンタン麺よりもバランスが良いのがわかりました。

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あっというまに食べてしまいました。

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うまかった。それに尽きる。ふと食べ終わったどんぶりをみたらなんか書いてある!?

 

これは確認せずにはいられない!!!

 

レンゲでスープを飲んでいきます。冷めてくると辛さが控えめになり、スープ独特のうまさがよくわかります。

 

 

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なるほど。麺と具材を食べて少しスープを飲むと名前が出てくるようになってるなんてやるなぁ~。はい、満足です。

 

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ん?あれ?「江ざわ」の文字が見えて満足していたら、反対側にまた何かの文字が。。。 

 

なるほどいいだろう。全部飲み干そうじゃないか!

 

この辺りになるとスープで見えなかった拾いきれていないタマネギやひき肉が簡単に取れるので楽しみながら食べていけます♪

 

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なるほどね。『まいど』と来たか!江ざわさんには初めてきたのにまるで週一で通う常連のような気持にさせてくれるじゃないか。

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わかるだろうか!?

『江ざわ』と『まいど』。 この二文字の微妙な高さを。この高低差により、がっつり全部たいらげてしまった!

やるなぁ~江ざわさん♪腹パンです!!!

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お会計の時に気づきましたが、さすが伝説のお店ですね、ほぼほぼのグルメ系の方はいらしてたようです。

三代目に聞いてみた

ちょうど僕が食べ終わるときには店内にはもう誰もいなくなり、お店の看板を閉めていたため、お忙しいなか三代目の江澤正紀さんにお話を聞かせていただきました。

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Q.
率直にお聞きします。なぜお店を継ごうと思ったのですか?

A.
幼いころから江ざわの味は大好きでした。ただ自分はサラリーマンになりました。いつかは継ぎたいという気持ちを持ちながらも、なかなか偉大な父の味を受け継ぐことが出来なかったんですが、親父がそろそろ辞めようかなと言ったんですね、そのときにここだ!ここでやろう!と思ったんですね。だから本当は幼い時から江ざわの味を継ぎたかったんですね、きっと。

記事総集

短時間ではあったがその眼には力強いものを感じました。親から子へぶれないで作り続けるこの味。伝統の味と言っても良いかもしれません。初代が作った担々麺が勝浦じゅうに広まり勝浦市の名物まで行かせたこの江ざわの味。正直、普通の担々麺はあっさりし過ぎて現代のラーメンマニアでは薄いと感じるかもしれません。でもよく考えてほしい。このラーメンが出来たのは昭和40年代のお話し。大事に受け継いでいることに目を、いや舌を向けるべきだろう。そして僕がもう一つ食べた上担々麺は現代の若者が欲しがる強い肉の旨みがある。そう彼らは伝統と進化を同時にこなしているハイブリットのラーメン屋なんだ。

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仕込みや片付けがある忙しいなか、笑顔でインタビューに答えていただきありがとうございました。僕の諸事情により9月にまた伺います。(笑)

20160803_651そして僕は長く歩いてきた道をまた歩いて船橋に戻るのだった。

 

 

 

店舗情報

元祖勝浦式担々麺 江ざわ
住所:千葉県勝浦市白井久保296-8
電話:090‐4410-5798
営業時間:AM11:30~PM6:00(スープがなくなり次第終了です。)
定休日:月曜日(臨時休業あり)