2016うるう年総まとめ。知って楽しい豆知識

こんにちは。2月生まれのオコシです。

2016年は4年に1度のうるう年。なぜ366日に増える年があって、2月に1日増えるのか? 2月29日に生まれた人はどうなるのか?

ちょっと気になる豆知識を集めました。

うるう年とは? なぜ1年の日数が366日になるの?

現在、日本を含め世界で使われている暦は、16世紀にローマで作られた「グレゴリオ歴」です。地球が太陽の周りを1周すると1年。およそ365日かかります。

この「およそ365日」というところが問題です。正確に言えば、地球の公転周期は365日5時間48分45秒。これを放置すると、季節と暦が、毎年5時間48分45秒ずつズレ続けてしまいます。そのうち、日本でも真夏にお正月がやってくるようになります。

この数時間のズレを調整するのがうるう年の役割なのです。

2016年はうるう年。2月が平年より1日多く、29日まであります。1年は365日ではなく、366日になります。

月の満ち欠けを基準にする旧暦ではズレがもっと大きくなるので、「うるう月」を設け、13カ月ある年を作っていました。

うるう年はどうやって計算する? 実は4年に1回ではない

うるう年は夏のオリンピックがある年と重なります。オリンピックは間違いなく4年に1度ですが、実はうるう年を「4年に1度」というのは、正確ではありません。

正確には、うるう年は「400年に97回」やってきます。365日から余ってしまった5時間48分45秒を調整するのがうるう年ですが、4年に1度入れていると、366日ぴったりにはなりません。このわずかなズレを調整するために、うるう年がスキップされることがあるのです。

グレゴリオ歴では、うるう年を下記のように定めています。

(1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。

(2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。

(1)に当てはまり、(2)に当てはまらないのがうるう年。ちょっと難しいですね・・・・・・。

2016年は、4で割り切れるので(1)に当てはまり、100では割り切れないため(2)には当てはまりません。従って、うるう年となります。

2000年は、4でも100でも400でも割り切れます。(1)に当てはまり(2)に当てはまらないのでうるう年です。

2100年は、4でも100でも割り切れますが、400で割り切れません。(1)(2)の両方に当てはまるので、うるう年ではありません。400年に3回しか訪れない「4年経ったのにうるう年じゃない年」なんです!

平成のうるう年。次にうるう年が来るのはいつ?

平成のうるう年一覧は下記の通りです。

・平成元年(1988年)
・平成4年(1992年)
・平成8年(1996年)
・平成12年(2000年)
・平成16年(2004年)
・平成20年(2008年)
・平成24年(2012年)
・平成28年(2016年)

そして、安心してください。東京オリンピックの2020年も、4で割り切れて100で割り切れません。うるう年がやってきますよ!

西暦、海外でもうるう年はある?

当然あります。現在、世界の多くの国で、グレゴリオ暦が利用されています。元々西洋で考えられた暦ですが、日本はもとより、中国や韓国といった東洋でも、公式にはグレゴリオ暦を採用しています。

とはいえ、例外はあります。たとえば、エチオピアでは独自のエチオピア暦が利用されています。1年は365日ありますが、1カ月は一律で30日。12カ月で360日となり、毎年5日間が余ってしまうので、残りを13カ月目としています。

うるう年も存在していて、13カ月目が5日から6日になります。西暦でいう2016年は、エチオピアもうるう年で、1日増えて365日となります。

うるう年の干支は?オリンピックとの関係は?

うるう年にあたる干支は、子年と辰年と申年だけです。

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4の倍数の年以外はうるう年になりません。干支の数(12)も4で割り切れるので、うるう年になる可能性のある干支は決まってしまうのです。

また、うるう年は、4年に1度の夏のオリンピック開催年と必ず重なります。ただし、前述のように400年のうち3回は、4年に1度のうるう年がやってこない時があります。オリンピック開催年なのに、うるう年でないケースがあるのです。

うるう(閏)ってどういう意味?

中国では、うるうの日、月には王様が門の中に閉じこもって、仕事をしなかったそうです。そのことから、「閏」という文字が使われました(語源由来辞典より)。

「うるう」という読み方は、「潤」という字に由来します。「うるおう」「うるう」という「潤」の読みを、「閏」に当てました。

ところで、「潤」は「じゅん」とも読みますよね。うるう年には、「じゅんねん」という呼び方もあるんです。

なぜ2月が1日増えて2月29日ができる?

現代の暦の起源は古代ローマ時代までさかのぼるので、確かなことはわかりませんが、国立天文台のWebサイトで紹介されている説が納得できます。

うるう年に2月だけ日数が変わるのも、2月だけ28日しかないのも、

「古代ローマで使われていた暦において、現在の2月にあたる月が1年の終わりの月だったため」

だそうです。

紀元前8世紀ごろの「ロムルス暦」では1年が、今の3月~12月にあたる10カ月しかありませんでした。農業をしない冬の期間(1月と2月)には、月日が割り当てられてなかったそうです。

その後できた「ヌマ暦」で、12月の後にIanuarius(英語のJanuary)とFebruarius(英語のFebruary)が追加されました。そこでも、1年は元々あった3月から始まり、2月は一番最後の月になりました。

当時、偶数は不吉な数字とされていたそうで、1カ月は29日か31日でした。しかし、最後の月は祓い清めの月とされ、偶数でもよかったのだとか。そのため、2月は例外的に28日になったといいます。

「ヌマ暦」は1年が355日しかなく、およそ2年に1度、うるう月が挿入されるルール。しかし、当時きちんと運用されることがなく、かの有名なユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の頃には、2カ月ほど季節とずれてしまっていたそうです。

そこでカエサルは、1年を365日、4年に1度うるう年とする「ユリウス暦」を作りました。2月は現在と同じ2番目の月になり、ヌマ暦で29日だった他の月は30日か31日になりました。しかし、宗教的な行事が多くあった2月は、混乱を避けるべく28日のままに。

また、その頃は2月が年末であるとの意識が根強かったため、ヌマ暦と同じくうるう年の日数調整も2月のままにしました。

うるう年とうるう秒

世界で使われている時間の基準になるのは、地球の自転を基にしている時間と、ものすごい正確なセシウム原子時計が刻む時間があります。

本当に少しずつですが、この2つは少しずずれていて、それを調整するのが「うるう秒」です。1月1日か7月1日、または4月1日と10月1日の午前8時59分の後に、うるう秒が入ります。

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これは、うるう年とは関係がありません。直近では、日本時間2015年7月1日午前9時の直前に、1秒が挿入されました。

2月29日が誕生日だとどうなる? 年齢が増えるのは4年に1度?

うるう年の2月29日に生まれた人は、戸籍上もそのまま2月29日で登録されます。しかし、4年に1度だけ年を取るわけではありません。

「年齢計算ニ関スル法律」では、人は誕生日の前日が終わる瞬間に、1歳年を取ることになっています。2月29日生まれの場合、2月28日です。2月28日は毎年やってきますから、ちゃんと1年に1回年を取るわけです。

うるう年2月29日生まれの有名人

芸能界には、2月29日生まれの方が結構います。やっぱり、「4年に1回しか年取らなくていいね」とか、言われちゃうんでしょうか。

作家:赤川次郎さん

俳優:峰竜太さん

女優:飯島直子さん

歌手:吉岡聖恵さん(いきものがかり)

など。才能あふれる方が多いですね。

うるう年に結婚・入籍するとどうなる?

どうにもなりません。

2月29日に入籍すれば、そのように記録されます。

「4年に1回だから絶対忘れない」なんて、薦める人もいるようですが、2016年に関して、それはどうでしょう・・・・・・。

まず、2016年の2月29日は仏滅です。縁起が悪い日とされ、結婚式は避けられますね。

また、2月29日は「円満離婚の日」になっています(日本記念日協会公認です!)。「ふたり(2)にふく(29)を」という語呂合わせがあるそうなのですが、結婚するのは躊躇してしまいそうですね。

うるう年のお遍路は「逆打ち」

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弘法大師にゆかりある四国八十八箇所の霊場を巡礼するのがお遍路です。1~88番の札所を順番にめぐるのが「順打ち」、反対に、88番札所から1番札所に向かってまわるのが「逆打ち」です。

うるう年に逆打ちすると、「弘法大師とさらに縁を結べる」「順打ち3回分の功徳が積める」などと言われています。

うるう年に家やお墓を建ててはいけない?

「うるう年にお墓を建てるな!」という迷信があります。

江戸時代のうるう年は、現在のように平年より1日多いだけでなく、「うるう月」が足されていました。当時の武士は年俸制だったので、同じ給料で平年より1カ月も長く暮らすのはつらい
→お墓を建てるなどお金のかかることはせず家計を引き締める
→うるう年にお墓を建ててはいけない
となった、という説があるようです。

また、ネットをチェックしていると、「うるう年に新築してはいけない」と気にしている人がいます。

これも、うるう年にお金を使えないかつての事情が、風習として今も残っているのではないでしょうか。